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遼、ジュニアたちに夢を “世界”への案内人になる
千葉県の千葉市民ゴルフ場で3日(木)、石川遼が小学生のジュニアゴルファーを対象としたレッスンイベント「ハウス食品 石川遼ジュニアゴルフクリニック」が催された。当日は朝から強い雨に見舞われたが、屋内でアプローチのレッスンやトークショー、雨が小降りになった午後からはラウンドレッスンも行われ、集まった80人のジュニアたちは目を輝かせながら石川の指導と言葉に耳を傾けていた。
トークショーでは、子供たちが将来の夢を口々に語る時間も設けられた。特徴的だったのは、男子、女子を問わず、多くの子供たちから世界に目を向けた言葉が続いたこと。“海外メジャーで勝ちたい”、“ロリー・マキロイのような選手になりたい”・・・などなど。子供たちにとって、海外ツアーは年を追うごとに身近なものになりつつあるようだ。その一因として、若くして海外で活躍する日本人選手が続々と現れていることもあるだろう。近年では、宮里藍や宮里美香、上田桃子、今田竜二、そして石川遼の存在だ。
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石川も、子供たちに与えている影響の大きさと、その立場の“重さ”を自認している。「僕が小学生の時も、プロの皆さん方に夢をもらっていた。今日、改めて自分がその立場にいることを実感しました」。自分の体験を踏まえながら、子供たちの語った夢に対して想いを巡らす。「あの子たちが10年後にプロになって、日本から世界へスムーズにいける道を自分が案内していきたい」と、ゆっくりと言葉を紡いだ。
子供たちが夢見る海外メジャー。その開幕が、来月に巡ってくる。6月14日に初日を迎える海外メジャー第2戦「全米オープン」。石川はまだ出場権を得ておらず、出場資格(5月21日、6月11日時点で同60位以内)を掴む戦いの渦中にいるが、「そのために頑張りたい、という気持ちは強いですね」と前を向く。子供たちから受けた新たな刺激を胸に、メジャーへの想いを新たにしていた。(千葉県千葉市/塚田達也)