石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
石川遼が見せ場を演出! ポイントゲットでチームに貢献! /ロイヤルトロフィー2日目
アジア選抜と欧州選抜の対抗戦「ロイヤルトロフィー」2日目も、初日に続きトップスタートとなった石川遼。初日はアジア選抜で唯一の敗北を喫しチームに貢献できなかったが、再び谷口徹と組んだこの日は要所で持ち前の勝負強さを発揮。P.ローリー・S.ハンセン組を相手に引き分けへと持ち込み、初のポイントを獲得した。
フォアボール(2人が別々のボールでプレーし、良い方のスコアを採用)で行われたこの日、序盤はショットの乱れが目立ったが、相手に1UPのリードを許して迎えた7番パー4。2打目をピン左手前13メートルに乗せると、「1メートルちょっと切れるスライスラインで、途中まで上ってから下っていた」という難しいラインを読み切り、劇的なバーディ! ジャンプをして喜びを爆発させた。
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「後半に入ってもスイングが思い切り振り切れていなかった」という石川だが、ここでパートナーの谷口から「もっとガンガン行け!」とゲキが飛ぶ。序盤から谷口からパットや攻め方について指示を受けていた石川だが、ここでのアドバイスが奏功してか、「11番から最終ホールまで、ティショットが良くなった」と復調。再び1UPのリードを許して迎えた16番パー5では、ティショットをフェアウェイ真ん中に運ぶと、残り248ヤードの2打目を2番アイアンで放ち、ピン奥3.5メートルにつけるスーパーショット。ここでバーディを奪い、再びオールスクエアに持ち込む活躍を見せた。
開口一番、「谷口さんのお陰です」と先輩を称えた石川。谷口のアドバイス、そして自らのテクニックとパワーを駆使し、ようやく本来のプレーで魅せた。明日の最終日はシングルス戦に臨むが、尾崎直道キャプテンは再び石川をトップスタートに指名。対するは2日間プレーしたS.ハンセンだ。「トップなので良いニュースを早く届けたいけど、相当苦しい戦いになると思う。(この2日間で)僕の方が上だと思うところが何もなかったけど、残り3ホールまで持って行ければ分からないと思う。そこに行き着くまで頑張ります!」と意気込んだ。泣いても笑ってもあと1日、アジアの初勝利に向け、チームの牽引役を果たせるか!?