出国ゲートに向かう上田桃子。家族と過ごした正月にリフレッシュしたのか、表情は柔らかかった

07年の賞金女王・上田桃子が、来週行われるPGAツアー「ソニー・オープン」のプロアマ戦に出場する為、10日、成田空港からハワイに向け出発した。

米ツアー初挑戦となった昨年は賞金ランキング45位、日本ツアーには13 試合出場して2勝を挙げたが、上田にとっては納得いく結果とは言えなかった。「特にシーズン終盤は体力が無くて思うようなプレーが出来なかったし、メジャーだけに照準を絞っていたので（メジャー大会が終わった後は）、目標が明確にならなかった」と、課題も見えた。

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出発前、今季の抱負について話した上田は、「まずは、アメリカで勝つこと。それと日本では最低3勝したい」ときっぱり明言。昨年末、日米ツアーを半分ずつ出たことを中途半端だったと反省したが、今年も昨年に近いスケジュールで、日本ツアーには10～15試合は出るつもりだという。

そんな中で結果を残す為に必要なのは、やはり「体力」。シーズンオフ、そしてシーズンを通しても「トレーニングをやるのみです」という上田は、ハワイでも「ひたすら走ります」と体力アップを誓った。「去年は、外に出て初めての知らない街を走るのも怖かったけど、今年は大丈夫。まずは、開幕戦の地・ハワイでいい汗を流してきます」と、爽やかな笑顔で日本を後にした。