2009年、タイガー・ウッズのカムバックが待ち望まれますが、タイガー以外にもゴルフファンを沸かせてくれそうな選手はたくさんいます。ゴルフチャンネルのブランデル・シャンブリーに「今年ゴルフ界でビッグニュースになると思われる3つの出来事」を聞きました。

■ 世界ランキング3位のフィル・ミケルソンは、どんな活躍を見せるか？

ブランデル・シャンブリー
「フィル・ミケルソンは今年39歳になりますが、年齢的な衰えはないでしょう。そして、シーズン序盤に優勝すると思います。ミケルソンは2008年と2007年、出場4試合目に優勝。2006年は8試合目にシーズン初優勝の後、続くマスターズでも勝ちましたが、全米オープンでは最終ホールで自滅。その後、メジャー通算10試合でトップ10は2008年の2回だけとなっています。2005年までのミケルソンは、メジャーのほぼ半分でトップ10を記録していました。2008年、ミケルソンは賞金ランキングで3位につけましたが、2003年、38位に終わった時と同じくらい失望感を味わったと思いますが、今年のミケルソンは2004年、メジャーで優勝、2位、3位、そして、6位を記録した時と同じくらい素晴らしいシーズンを過ごすと思います。」

■ グレッグ・ノーマンはマスターズでどんなプレーを見せるか？

「ノーマンがリベンジを果たさなければいけない場所こそ、オーガスタ・ナショナルです。これまで、マスターズでトップ・5が7回、2位に3回つけていますからね。ノーマンは2月、54歳になるとはいえ、これからもシニアとは思えないゴルフを続け、息の長いキャリアを築くと思います。ジャック・ニクラスは99年、58歳の時、マスターズで6位タイ。74年の全米プロでは、62歳のサム・スニードが3位でフィニッシュしましたから、ノーマンがマスターズで優勝争いに絡むことは十分に考えられます。」

■ アニカ・ソレンスタムが引退した後、期待の2人、ミッシェル・ウィーとステーシー・ルイスが参戦するLPGAツアーでは、どんなドラマが期待できるか？

「エキサイティングな年になると思います。遂にミッシェル・ウィーがツアーカードを獲得しましたが、手首の故障も癒えただけに、多くの話題を振り撒くでしょう。ステーシー・ルイスも楽しみですし、新女王のロレーナ・オチョアは、アニカがいない今年も圧倒的な強さを見せつけるような気がしますね。」