<不惑の戦士、横尾要はなぜ……?!>
世界で活躍する日本選手たち
【 先週のREVIEW 】 2月25日 - 3月3日
伊沢利光 21位 1ダウン
片山晋呉 42位 1ダウン
谷口徹 56位 2ダウン
丸山茂樹 72位 2アップ
田中秀道 77位 5ダウン
手嶋多一 82位 3ダウン
尾崎将司 94位 1ダウン
宮本勝昌 124位 13ダウン
深堀圭一郎 125位 2ダウン
横尾要 132位 6ダウン
★ USPGAツアー Genuity Championship
ブルーモンスターで有名な フロリダ州マイアミのドラールリゾート(ブルーコース)が開催コースのジェニュイティー選手権、 昨年USPGAツアーで未勝利だった 南アフリカのアーニー・エルスが1年6ヶ月振りの優勝を飾る。 3日目を終えて、タイガーウッズら他の選手に8打差をつけていたエルス。 最終日、一組前を行くタイガーがチャージをかける。 12番までに6個のバーディを奪い、一時は1打差まで追撃するものの、その後バーディを取れずに通算15アンダー、単独2位で終了。 エルスは最終日、2バーディ、2ボギーの 72、通算17アンダーで優勝。 今大会の優勝賞金は84万6千ドル(約1億1千万円強)。 日本人選手はツアーメンバーの3人が揃って出場した。 初日5アンダー、67の好スタートをした丸山茂樹は 週末スコアが伸びずに、24位で終了。 スコアは 3アンダー、67 72 74 72。 2日目のカットラインはイーブンパーの144だったが、横尾要は 72‐74、田中秀道は 76‐77でそれぞれ予選落ち。 これがプロ転向3試合目となる タイ・トライオンは 73‐77で予選落ち。
賞金ランキング (10試合を消化)
1位 クリス・ディマルコ ($1,175,254)
10位 タイガー・ウッズ ($855,500)
32位 横尾要 ($366,993)
52位 丸山茂樹 ($208,965)
106位 田中秀道 ($95,502)
ノンメンバー 谷口徹 ($148,000)
★ US シニア ツアー SBC Senior Classic
カリフォルニア州ロサンゼルスの北にあるバレンシアCCで行われた大会、勝負の行方は 54ホールでは決着がつかず、プレーオフとなった。 通算4アンダーで並んだのはトム・ワトソンとトム・カイト。 ワトソンがプレーオフでボギーとし、カイトの今季シニアツアー2勝目となった。 先週 フロリダ州オーランドで休みを取っていた青木功、今週は奮わず68位(78‐77‐77)、通算16オーバーで競技を終了。 この試合終了時の青木功の賞金ランキングは23位
★ ヨーロピアンツアー ・ アジアPGAツアー Carlsberg Malaysian Open
昨年の11月から数えてこれが5試合目となるアジアとヨーロッパの共同開催トーナメント、マレーシアオープンを制したのはスコットランドの アレステアー・フォーサイス。 昨年ランキング116位とギリギリでシードを失っていたフォーサイスは スティーブン・リーニー(オーストラリア)とのプレーオフを制し、ヨーロピアンツアー初優勝。 優勝スコアは17アンダー。 アジア人で最上位はタイのプラヤッド・マークセンの6位。 日本人選手は2人が参加、丸山大輔は 33位(69 69 70 70 / 6アンダー)、獲得賞金は 7,758米ドル。 前週シンガポールで健闘を見せたすし石垣は 68-69 といいスタートを切るが、3日目イアン・ウーズナムとのペアリングとなるなか、スコアを73と落とし、44位で競技を終了。(68 69 73 70 / 4アンダー/ 4,958ドル) すし石垣のヨーロピアンツアー賞金ランキングは103位。
★ PGA Tour Of Australasia New South Wales Masters
オーストラレイジア ツアー 第7戦目は ニューサウスウエールスマスターズ。 通算20アンダー、プレーオフで優勝を決めたのは地元オーストラリアのスティーブ・コリンズ。 この試合がプロ5試合目となる龍 顕一は 66 68 70 69、通算15アンダーで11位に入る自己ベスト。 オーストラレイジアツアーの賞金ランキング 94位に上がる。
★ Tour De Las Americas 中南米ツアー LG Masters Panama
中南米ツアー第10戦目 中米パナマで行われた LGマスターズを制したのは パラグアイ出身の ペドロ・マルチネス。 通算12アンダー、優勝賞金13500ドルをGETする。 2位には過去 年に全米アマ制覇しているクリス・パットン(アメリカ)。 この試合でツアー4戦目となる中村龍明は73-74-72-76とアンダーパーを出すことができずに47位。 他に参加していた 朝原光太郎(76-80) 、末木強(79-79)は予選落ちという結果。
★ USLPGAツアー Takefuji クラシック
2002年USLPGAツアーの開幕戦は今年で3回目となる武富士クラシック。 会場はハワイ島のワイコロア・リゾート・ビーチコース。 前週オーストラリアで行われたANZオーストラリア女子マスターズでカリー・ウェブをプレーオフで下し優勝を飾った昨年の賞金女王のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が今週もプレーオフで競り勝ち2週連続優勝(先週はUSLPGAツアーの大会ではない)。 カナダのローリー・ケーンがプレーオフの敗者。 両選手は3日間の通算スコアは14アンダー。 推薦出場選手の藤井かすみが 2日目に 9アンダー、【61】を出し、単独トップに躍り出るものの、最終日 サンゴ礁事件の2ペナ や 他のホールでのトリプルボギーで2オーバー、72で後退、最終順位は 単独5位(66-61-72)。 天沼知恵子はイーブンパー、38位(70-68-72)。 小林浩美(72-68-72) と 中島真弓(71-72-69)は52位。 小俣奈三香は4オーバーで63位(68-72-74)。 残念ながら3オーバーのカットラインをクリアーできなかったのは福嶋晃子(71-73) と 片野志保(74-77)。
★ Evian Tour / ALPGA Tour AAMI Women's Australian Open
オーストラリア・メルボルンにある名門ヤラヤラGCで開かれたオーストラリア女子オープン。 この試合は先週に続き、オーストラリア女子PGAツアーとヨーロピアン女子「エビアン」ツアーの共同開催。 地元 カリー・ウェブが通算10アンダーでプレーオフの末、優勝を飾る。 ウェブは 2年振り2回目の優勝。 プレーオフで惜敗したのはノルウェーのスーザン・ぺターソン。 ぺターソンは20歳、昨年のヨーロピアンツアーの新人王。 4名参加した日本勢だったが、予選カットの152(8オーバー)をクリアーできずに全員予選落ちとなった。 スコアは次の通り。 山田満由美(75‐79)、高梨カンナ(79‐76)、 山崎千佳代(76‐81)、元木賀代子(78‐84)。
【 今週のPREVIEW 】 3月4 ‐11日
★ USPGAツアー Honda Classic
PGAツアー11試合目、フロリダシリーズ第2戦は ホンダクラシック。 会場は先週のドラールから車で1時間半北上した所にある TPC ヒーロンベイ。 昨年の優勝者はJ・パーネビック(優勝スコアは18アンダー)。 例年この時期には強い風が吹くといわれている難コンディションの中、スコアを伸ばすのは誰か?? 日本からは 昨年この大会でトップ10に入った横尾要と田中秀道が参戦。 丸山茂樹は欠場、日本に一次帰国の予定。 他、注目の選手は P・ミケルソン、J・デーリー、タイ・トライオンなど。 横尾は昨年この大会、最終日65で回り7位に入っている。今週が終わった時点の世界ランキングで50位以内に入るとマスターズ出場の資格が得られる。 このチャンスを逃すと最後のチャンスは プレーヤース選手権の優勝のみとなる。
★ US シニアツアー Toshiba Senior Classic
35試合が予定されているシニアツアーの7試合目は 先週に続いて カリフォルニア州 ロサンゼルスの郊外が会場。 開催コースは ニューポートビーチCC。 昨年の優勝者はホセ・マリア・カニザレス(スペイン)。 東芝が冠スポンサーになって今年の大会が8年目。 青木功は先週に続いてプレーする。 昨年この大会で青木は54位、新井規矩雄は73位という結果だった。
★ Buy.Com ツアー / PGA Tour Of Australasia Jacob's Creek Open
アーストラレイジアツアー8戦目は アメリカ 2部ツアー(BUY.COMツアー)との共同開催となる。 サウスオーストラリアンオープン(またはフォードオープン)で親しまれてきた試合は 新しく「ジャコブス・クリーク・オープン」と名前を変え、スタートする。 会場はアデレード・クーヨンガGC。 賞金総額は 100万オーストラリアドル(日本円で6800万前後)。 Buy.Comツアーの出場資格がある 今田竜二が参加する。 オーストラレイジアツアーメンバーの龍顕一はウエィティングという状況。 来週はニュージーランドでも共同開催試合が予定されている。
★ アジアPGAツアー Casino Filipino Philippine Open
アジアPGAツアー6戦目はフィリピンオープン。 開催コースはマニラ郊外のワクワクGC。 99年のこの大会、米倉和良が2位に入っている。 昨年の優勝者は地元フィリピンのフィリックス・カサス。 昨年のこの試合はアジアPGAツアーの大会ではなかった。 出場予定の日本人選手は 丸山大輔、すし石垣、谷昭範、貞方章男、高橋 竜彦、深沢尚人、坂倉俊哉、白石達哉、飯島博昭、浅野慶一、篠田宗一郎、鷲尾茂彦、館野成毅 など。