タレント勢が上位発進 2位にはジョン・デーリー
カナディアンスキンズ初日
毎年恒例、夏の風物詩となったカナディアンスキンズに、地元の英雄マイク・ウィアをはじめ、お馴染みの顔ぶれ、セルヒオ・ガルシア、ビジェイ・シン、そしてジョン・デーリーが集まった。2日間に渡って開催されるこのスキンズマッチ。昨年は全英オープンの翌週に開催され、メジャーチャンピオンになったばかりのデビッド・デュバルが、優勝祝賀会で寝不足のまま参戦しボロボロだった。今年はデュバルの代わりに、88年時に参戦した時、パターで200ヤード以上飛ばして、その飛ばし屋ぶりを披露したデーリー。
1つ目のホールはウィアが6メートル程のバーディを決めて、1スキンのチャンス。しかしシンも4メートルのバーディパットを決めて、スキン持ち越し。2番、3番も持ち越しとなって、迎えた4ホール目。363ヤードのティショットをシンがフェアウェイの真中を横切る岩に当て、そのラッキーなバウンドでグリーンサイドバンカーまで距離を稼いだ。シンは、バンカーからピン横30センチにつけてバーディ。しかし喜ぶシンを黙らせたのがデーリー。グリーン奥まで飛ばしたティショットから、10メートルのイーグルパットをねじ込み、4スキンズ獲得。
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その後、5番ホール分を持ち越した6番で、シンが2打目をピンそば2メートル以内につけ唯一のバーディチャンス。他3名はパーとしたが、シンは、キッチリとバーディを決めて2スキンズ獲得。
そして7番、8番が持ち越しになり、3スキンズ分たまって迎えた初日最終の9番。ガルシアは林に入れてしまい、そこからのリカバリーがデーリーのキャディバッグにぶつかり、グリーン奥へとカップからどんどん離れ、このホール万事休すとなり脱落。デーリーもボギーでチャンスなし。シンがバーディパットを外すが、ウィアがパーパットを外したため、シンが3スキンズを加えて合計5スキンズでトップとなった。
◇初日の結果
ビジェイ・シン:5スキンズ=59,159ドル。
ジョン・デーリー:4スキンズ=39,440ドル
セルヒオ・ガルシア:0スキンズ=0ドル
マイク・ウィアー:0スキンズ=0ドル
※スキンズゲーム:ホールごとに懸賞金がかけられており、そのホールで最も少ないストロークを記録した選手が賞金を手にするゲーム。最も少ないストロークを記録した選手が複数いる場合は、そのホールの懸賞金は次のホールに持ち越される。