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【パター論争】アンカーリング禁止も、長尺パターは生存へ

2012/11/29 00:26

28日、R&AとUSGAが長尺パターに関する新たな規制について、新ルールの提案を行った。これは近年、長尺またはベリーパターと呼ばれる通常より長いパターを使うことがトーナメントで流行し、またメジャー大会を制するなど目立った活躍をしたことを受け、その使用の是非を問う議論が沸き起こったことを受けてのものだ。

新しく提案されたルールでは、これまでに承認されたクラブ(長尺パターを含む)の使用についての制限はなく、規制の対象となったのはストローク方法について。それによると、“クラブを体に直接固定”、もしくは一方の手を体に密着させるなどして、“間接的にクラブを固定”したストロークを禁じている。

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USGAのエグゼグティブディレクター、マイク・デイビスはこう説明する。「ゴルフ600年の歴史を通じて、ゴルフをプレーすることの本質は、クラブを両手で持って、ボールに向けて自由にスイングすることにあった。プレーヤーの挑戦は、ボールを打つ際にクラブ全体の動きをコントロールすることにあり、クラブを固定(アンカーリング)することはこの本質を変えてしまう。われわれの結論は、ゴルフルールはクラブを固定してプレーすることを制限し、ゴルフスイングの伝統的な性質を守るために修正されるべき、ということだ」。

提案されたルールは以下の通りで、2016年1月のルール改正に盛り込まれる予定だ。しかし、R&AとUSGAは“提案”という形でこの時期に発表することにより、ゴルフ界全体からのコメントや要望を検討する準備があるという。

◆新たに提案されたルール
既存のゴルフ規則14-1が14-1aとなり、14-1bが以下として追加される。
注:この日本語訳は正式なルール文言ではなく、編集部により翻訳されたものです。

14-1b Anchoring the Club(クラブを固定すること)
In making a stroke, the player must not anchor the club, either “directly” or by use of an “anchor point.” (ストロークをする際、プレーヤーはクラブを“直接”または、“アンカーポイント”を使ういずれの方法においても、固定してはいけない)
Note 1: The club is anchored “directly” when the player intentionally holds the club or a gripping hand in contact with any part of his body, except that the player may hold the club or a gripping hand against a hand or forearm.
(ノート1:プレーヤーが意図的にクラブまたはグリップした手を、体のどこかに触れて保持しているとき、クラブは“直接”固定されている。しかし、前腕に対してクラブまたはグリップした手を保持している場合は除く)
Note 2: An “anchor point” exists when the player intentionally holds a forearm in contact with any part of his body to establish a gripping hand as a stable point around which the other hand may swing the club.
(ノート2:プレーヤーが意図的に前腕を体のどこかに触れさせて、グリップした手を安定した箇所として確立し、もう一方の手を使ってクラブを振るときに、“アンカーポイント”が存在する)

さらに詳しい情報はR&AもしくはUSGAのサイトに掲載されている。
R&A(http://www.randa.org/en/RandA/News/News/2012/November/Anchoring.aspx)
USGA(http://www.usga.org/news/2012/November/Proposed-Rules-Change-to-Prohibit-Anchoring/)

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