石川遼、3戦連続予選落ち「結果は非常に残念」
世界ジュニアゴルフ選手権【4】日本代表女子の活躍
「世界ジュニア」出場者を決める日本予選会「マクドナルドカップ」を突破した日本代表として、初めて世界を制したのは2011年大会、女子6歳以下の飯島早織(未就学)だった。会場のコリナ・パークGC(1,568ヤード、パー54)で初日コース新の53をマークし、通算8オーバー170と、2位に12打差をつける圧勝。13-14歳では越雲みなみ(栃木・矢板中3年)が初日首位に立つ健闘。翌年シード権に2打差足りず8位に終わったが、高年齢での可能性を示した。
2012年は、女子の大活躍で日本代表選手団を盛り上げた。7-8歳では出場した日本代表3人全員が翌年シード権を獲得。梶谷翼(岡山・総社東小3年)は通算6オーバーで、2位の大久保柚季(大阪・茨田北小3年)に14打差をつけて圧勝した。2011年に6歳以下で優勝の飯島早織(山梨・鰍沢小1年)は1部門上がった中で5位に食い込んだ。6歳以下でも日本選手が優勝争いを演じ、石川成実(埼玉・八幡小1年)が2位、西山知里(山梨・山梨大付小1年)が3位に入った。9-10歳では八木涼風(大阪・箕面自由学園小5年)が5位でシード権、野村玲緒奈(大阪・追手門学院小5年)は7位と、低年齢3部門で日本勢が上位を占めた。
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11-12歳では大田紗羅(福島・小名浜第一小6年)が、あと1歩で世界一に届かなかった。通算2アンダー217で並んだタバタナキット(タイ)、ヘ(中国)とのプレーオフで敗れ優勝トロフィこそ逃したが、公式記録では1位タイにランクされている。東日本大震災の被災者で、学校の6年生の応援メッセージが書かれた寄せ書きを持参。「悔しかった。世界にはすごい人がいっぱいいるのが分かった」と涙をみせた。
井上透IJGA代表理事は「低年齢の女子はもともと強い。男子は世界レベルを高く感じるかもしれないが、女子は逆に低く感じるかもしれない。でも、メジャーに勝っているのは77年樋口さん(全米女子プロ)以来出ていないのが現実。どの年齢でも勝ち抜いていくためにどうすればいいかを、この大会から学んでほしい」と、更なる奮起を促した。