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ニュージーランドでゴルフをすべき理由トップ5
2013/03/03 14:47
ニュージーランドのクイーンズタウンにある、ヒルズGCで開催中の豪州男子ツアー「ニュージーランドPGA選手権」の取材に訪れているが、ここでニュージーランドのゴルフ事情についてレポートしよう。
世界中に「ゴルファーズパラダイス」と称される場所は多々あるが、ニュージーランドに勝る場所はないのではないだろうか。人口あたりのゴルフ場数が世界一多いのは有名な話で、日本では約5万3千人に対して1コースなのに比べて、ニュージーランドでは約1万人に対して1コース、つまり日本の約5倍である。なぜゴルファーにとってニュージーランドがベストなのか、その理由をトップ5にまとめてみた。
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1.安い
多くのコースでビジターを受け付けており、グリーンフィーはパブリックコースで約20~30ドル(NZ$=約85円)、有名なコースでも約80~100ドルとびっくりするほど安い。年間会員権を買えば、800ドル前後で何度でもプレーすることができる
2.混んでいない
人口は約400万人。ゴルフ場に限らず、どこに行ってもゆったり、のんびりと過ごすことができる。せっかくの休日に渋滞に巻き込まれてやっとゴルフ場にたどり着いたら、ティーグランドでも大渋滞……なんてことはまずありえないのである
3.景色がよい
澄み切った空気、息を呑むほどダイナミックな山並み、美しい湖畔に囲まれた環境でプレーすることは何よりの幸せ。子供の頃に自然の中で気持ちよく過ごすことが何よりも楽しかったことを思い出させてくれるはずだ
4.ホスピタリティーがある
至って普通かもしれないが、多くの方々が至るところできさくに、暖かく話しかけてきてくれることに驚く。ゴルフ場も例外ではなく、スタッフがとても親切に接してくれるだけでなく、プレーをしているみんなに迎え入れてもらっている雰囲気が素晴らしい
5.プレー時間が長い
日の出から日没までたっぷりとゴルフを楽しむことができる。夏は22時ごろまでプレーが可能で、仕事を早めに切り上げて18ホールをプレーすることや、夕食を終えてハーフラウンドをすることができる
以上の5つの項目は決してゴルファーだけが素晴らしいと思えることではなく、人間として、人生そのものを純粋に楽しいと思える事柄だと思う。ここニュージーランドは日本人が忘れかけていたことを思い出させてくれる経験ができる場所である。(ニュージーランド・クイーンズタウン/向井康子)