日本勢は2カテゴリーでタイトルに王手/世界ジュニア2日目
日本勢が3部門で世界一!/世界ジュニア3日目
米国カリフォルニア州のトーレパインズ他、サンディエゴ市内にある12コースで開催されている「世界ジュニアゴルフ選手権」の3日目。6歳以下から13~14歳の部までの10カテゴリーで最終日を迎える中、日本勢は女子11~12歳の部で手束雅、女子9~10歳の部で阿部未来、男子7~8歳の部で清水蔵之介が優勝を飾り、昨年の2勝を越える3カテゴリーで世界一の栄冠に輝いた。15~17歳の部は、男女とも明日の4日目に最終日を迎える。
首位に1打差を追ってスタートした手塚は、序盤の2番で8メートル、4番で6メートル、5番で9メートルと立て続けに長いバーディパットを沈めて早々に首位に立ち、主導権を握る。「パットは得意じゃないけど、カップ(に落ちる)の音が好き」と、後半も10番で5メートル、11番では11メートルのバーディトライからカップ音を響かせ、この日6バーディ、4ボギー、2位に3打差をつける通算4アンダーで逆転勝利。「優勝は狙っていたけど、現実になって嬉しいです」と笑顔を弾かせ、優勝者に付与される2年シードも手にした。
<< 下に続く >>
首位タイからスタートした阿部は、ショットが乱れてボギーが先行する苦しい展開。17番までに4ボギーを叩き、1打差の2位に後退して最終18番(パー3)を迎えた。だが、ここで首位のユアン・ルー(中国)がティショットを池に入れるなどダブルボギーを叩きチャンス到来。阿部は3メートルのパーパットをねじ込み、土壇場の逆転劇で世界一の称号を掴んだ。一昨年は9位に終わり、悔し涙を流したリベンジを見事に達成。来年度は、カテゴリーが1つ上がって11~12歳の部でのエントリーとなる中、大会連覇に向け「パターを練習したい」と1年後を見据えた。
同じく首位タイスタートの清水は、「グリーンに乗せて、2パットのゴルフができた」と危なげなくホールを消化していき、終盤17番までに3バーディ。中盤以降は首位を快走した。最終18番は3パットとして唯一のボギーを叩いたが、後続に3打差をつけての勝利。「すごく嬉しかった。練習をお父さんに教わったから(優勝が)できたと思う。来年に向けて、また頑張って優勝したい」とニコニコ顔だった。
■ 各年代別の日本勢全成績
順位/スコア/選手名
<15~17歳の部>
【男子】
34位タイ/+7/下田雄大
予選落ち/+24/金子優将
予選落ち/+34/佐々木魁斗
【女子】
4位タイ/0/永井花奈
17位タイ/+5/野口彩未
23位タイ/+6/蛭田みな美
<13~14歳の部>
【男子】
8位タイ/-1/杉原大河
10位タイ/0/美村凌我
18位タイ/+2/内田直輝
70位タイ/+11/芹澤慈眼
【女子】
5位/-1/石井理緒
6位タイ/0/吉本ひかる
11位タイ/+2/廣田真優
16位タイ/+4/河野杏奈
22位/+6/大田紗羅
<11~12歳の部>
【男子】
10位タイ/+4/中尾亮太、蝉川泰果
【女子】
優勝/-4/手束雅
3位/+1/長野未祈
9位タイ/+6/八木涼風
<9~10歳の部>
【男子】
4位タイ/+1/久常涼
28位タイ/+11/小林大河
【女子】
優勝/+3/阿部未来
3位タイ/+6/梶谷翼
7位タイ/+11/大久保柚季、長谷川せら
<7~8歳の部>
【男子】
優勝/-5/清水蔵之介
3位タイ/+2/柴田憲
11位タイ/+14/清水拳斗
20位タイ/+19/斉藤隼人
24位タイ/+22/澤田竜成
【女子】
2位/+6/飯島早織
3位/+8/川畑優菜
7位タイ/+26/森愉生
12位タイ/+26/石川成実
<6歳以下の部>
【男子】
3位/+9/矢野仁貴
【女子】
3位/+29/山本実希