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「日本アマで」脚光 芹沢慈眼は見せ場を作れず/世界ジュニア3日目

2013/07/19 15:47

先週の「日本アマチュアゴルフ選手権」では大会史上最年少となる13歳10ヶ月で予選を突破し、マッチプレー1回戦で敗れたものの大健闘を見せた芹沢慈眼(大分・庄内中2年)。今週出場した「世界ジュニアゴルフ選手権」(13~14歳の部)でも活躍が期待されたが、3日間で通算11オーバーの70位タイと見せ場を作ることなく3日間を終え、ホロ苦い海外競技初参戦となった。

「日本アマ」で上々の流れを築き、「優勝を狙っていた」と意気揚々と乗り込んだ一戦はしかし、「悔しいです」と唇を噛む結果に。特に苦しんだのがグリーン上。「(芝が)フカフカしているけど速かったり、速そうと思ったら遅かったり。よく分かりませんでした」と、日本とは異なる芝質に最後まで適応できなかった。

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実力は発揮できなかったが、初めて同世代の海外選手と回ったことで学んだことも多かった。中でも、自分の中でウィークポイントとして自覚しているメンタルの部分。「みんな堂々としていて、誰にも負けない、という感じだった。メンタルが一番、自分とは違うところだと思った」。先週の「日本アマ」1回戦で大敗を喫したのも、韓国出身の19歳、イ・スミン。「技術もメンタルも、みんなすごかった」と、この2週間で海外選手との差を痛感。「もっと心を強くしないといけない」との危機感を胸に留め、帰国後の糧とする。

帰国から2日後には、身体を休める間もなく「九州ジュニア」に出場予定。「最近は(内容が)良い、悪いの繰り返し。日本アマが良くて、世界ジュニアが悪かったから、今度は良い方にいくかな」とはにかんだ。さらに10月には「日本オープン」への出場も決まっており、「もう頭には入っています。相当、難しいとは思うけど、勉強のつもりでプロの技を盗みたい」と、早くも日本最高峰の舞台を見据えていた。(カリフォルニア州サンディエゴ/塚田達也)

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