松山「言葉が出ない」完敗 マキロイが6バーディ圧巻の凄み
松山英樹が世界14位に浮上 自己最高ランクに迫る
米国西海岸のサンフランシスコで開催された「WGCキャディラックマッチプレー選手権」は、世界ランク1位のロリー・マキロイが優勝して、世界ランクポイント76点を獲得した。今回から採用された予選グループリーグは3戦全勝、決勝トーナメントでは松山英樹、ポール・ケーシー、ジム・フューリック、ゲーリー・ウッドランドを下し、その強さを印象付けた優勝となった。
世界ランクトップ10以内の選手で最終16人トーナメント方式に残った選手は、マキロイとフューリックの2人だけ。マキロイの平均ポイントは12.62点まで上昇し、予選ラウンドで敗れた世界2位のジョーダン・スピースとの差は「3.57点」と大きく開いた。上位勢の世界ランク変動はなかった。
<< 下に続く >>
松山英樹はグループリーグを3連勝したが、トーナメント方式の1回戦でマキロイに「6アンド5」で大敗。それでも9位タイで世界ランクポイント8.8825点を加算し、松山はマット・クーチャーとパトリック・リードを抜き世界14位まで順位を上げた。松山の過去最高世界ランク順位は、昨年5月「メモリアルトーナメント」で優勝した直後の13位。
国内男子ツアー「中日クラウンズ」は、10アンダーまでスコアを伸ばしたI.J.ジャンが優勝。ジャンはランクポイント16点を加えて世界222位にジャンプアップ。4打差の2位グループだった近藤共弘は118位から104位、谷原秀人は124位から105位、そして山下和宏は221位から193位へとそれぞれ順位を上げた。
今週開催の米国男子「ザ・プレーヤーズ選手権」は、優勝者にランクポイント80点が用意されている準メジャー級の大きい大会。松山英樹と最新世界ランク161位の石川遼が出場を予定している。
順位/選手名/前週の結果/前週比
1位/ロリー・マキロイ(北アイルランド)/WGCキャデラックマッチプレー選手権 優勝/変動なし
2位/ジョーダン・スピース(アメリカ)/WGCキャデラックマッチプレー選手権 17位/変動なし
3位/ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)/WGCキャデラックマッチプレー選手権 34位/変動なし
4位/バッバ・ワトソン(アメリカ)/WGCキャデラックマッチプレー選手権 17位/変動なし
5位/ジム・フューリック(アメリカ)/WGCキャデラックマッチプレー選手権 4位/変動なし
6位/ジャスティン・ローズ(イングランド)/WGCキャデラックマッチプレー選手権 17位/変動なし
7位/ジェイソン・デイ(オーストラリア)/WGCキャデラックマッチプレー選手権 52位/変動なし
8位/ダスティン・ジョンソン(アメリカ)/WGCキャデラックマッチプレー選手権 17位/変動なし
9位/アダム・スコット(オーストラリア)/WGCキャデラックマッチプレー選手権 34位/変動なし
10位/セルヒオ・ガルシア(スペイン)/WGCキャデラックマッチプレー選手権 34位/変動なし
:
125位/タイガー・ウッズ(アメリカ)/出場せず/9ランクダウン
★ 主な日本人選手は以下の通り
順位/選手名/前週の結果/前週比
14位/松山英樹/WGCキャデラックマッチプレー選手権 9位/2ランクアップ
78位/小田孔明/中日クラウンズ 51位/1ランクダウン
87位/岩田寛/中日クラウンズ 予選落ち/1ランクダウン
104位/近藤共弘/中日クラウンズ 2位/14ランクアップ
105位/片山晋呉/中日クラウンズ 10位/1ランクダウン
109位/谷原秀人/中日クラウンズ 2位/15ランクアップ
133位/池田勇太/中日クラウンズ 26位/1ランクダウン
150位/藤田寛之/中日クラウンズ 21位/3ランクダウン
161位/石川遼/出場せず/1ランクダウン
169位/宮本勝昌/中日クラウンズ 37位/2ランクダウン
174位/藤本佳則/中日クラウンズ 51位/2ランクダウン
193位/山下和宏/中日クラウンズ 2位/28ランクアップ