「流れが来なくても勝てる選手に」松山英樹インタビュー(4)
初インドで4位発進 小斉平優和は「導かれた?」
◇インドツアー◇マクラウド・ラッセル ツアー選手権 初日(21日)◇ロイヤルカルカッタGC(インド)◇7237yd(パー72)
インド国内ツアーの今季最終戦に出場している小斉平優和が、初日に6バーディ、3ボギーの「69」をマークして、首位と3打差の4位とした。6アンダーの単独首位には、2週間前の「ヨハネスブルグオープン」で、欧州ツアーのインド人最年少優勝記録を更新した21歳のシュバンカー・シャルマが立った。
<< 下に続く >>
「僕の中では最高でした。ティショットが思ったより曲がらなかった」と、この日のラウンドを振り返った小斉平。100年以上前の1912年に、田園地帯の中に18ホールが造成された同コースは、いたるところに大木や貯水池が配されて、ティショットでは1W以外のクラブを握らされることが多い。「めっちゃ苦手」という1Wショットだが、この日は2つのパー3をのぞく16回のティショットのうち、小斉平が1Wを打ったのはわずかに7回だけだった。
今週のインドツアーに参戦している日本人選手は、小斉平に加えて、川村昌弘と和田章太郎(初日はともに27位)の3選手。インドで今季4試合目となる川村は、「友達枠です(笑)」という主催者推薦で出場しているが、小斉平と和田は昨年から日本ツアーに割り当てられた2つの出場枠が巡ってきた。
今年の国内ツアーの賞金ランキングは和田が178位で、小斉平が205位。上位で出場希望の選手がおらず、2人の順位まで降りてきたことになる。
ちなみに小斉平は今年、国内ツアーのサードQTを受験するつもりだったが、申し込みの締切日を勘違いして手続きが間に合わず、来年出場するメインツアーを模索中。このあとは、年明けにアジアンツアーと、PGAツアーチャイナ、さらに中国ツアーのQTを受けるつもりだという。“インドは導かれた人しか来られない”という話を聞いたことがあるが、「そういう意味では導かれたんですかね?」と小斉平。今回、初めてインドを訪れたという19歳のプレーに注目だ。(インド・コルカタ/今岡涼太)
<上位の成績/初日>
1位/-6/シュバンカー・シャルマ
2T/-5/ラヒル・ガンジー、ラシド・カーン
4T/-3/小斉平優和ほか
27T/+1/川村昌弘、和田章太郎ほか