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距離計測器よりヤーデージブック アジア大会覇者・中島啓太の戦い方

◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 初日(4日)◇セントーサGCニュータンジョンC(シンガポール)◇6847yd(パー70)

昨年に続き2度目の出場となる今年のアジア大会金メダリスト中島啓太(代々木高3年)は、初日をノーボギーの3アンダー「67」で回って首位と3打差の10位で発進した。「ティショットに不安はあったけど、比較的良い方だった」と、汗をぬぐった。

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朝の練習場から、ショットは思い通りにいかなかった。「下半身がうまく安定しない」というのが目下の悩み。片足素振りなどでイメージを作れれば良いが、それができないときは「結構曲がることが多い」と頭を抱える。「まったく緊張はしなかったけど、調子が悪いなと思ってスタートした」と、覚悟を決めてティオフした。

かといって、無策ではない。「コースマネジメントに集中した」と、悪いなりにスコアを作ることに尽力した。グリーンは硬く、その周囲は刈り込まれているホールが多い。「ラフからだとウェッジでも10ydくらい転がってしまう」と、距離感を把握することも重要だ。

今大会では距離計測器の使用が認められているが、中島は「2回しか使わなかった」と、主にヤーデージブックに頼る。「情報がたまっていくから」というのがその理由。練習も含め、ラウンドするたびに細かな情報を書きとめていく。「58度のウェッジで打って、9ydのランが出た」といった具合だ。

「調子が良くないのでビックスコアは出ないけど、1つ1つ伸ばしていけたらいい」という。大学進学を決めている中島は、「それに向けていっぱい課題を見つけたい」と、先を見つめながら戦う。次週の「日本オープン」や11月の「オーストラリアオープン」で、世界アマチュアランキングを上げたいというのも、また1つの目標だ。(シンガポール・セントーサ/今岡涼太)

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