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金谷拓実は苦渋の15位 6打差を追い週末へ

◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 2日目(5日)◇セントーサGCニュータンジョンC(シンガポール)◇6847yd(パー70)

この2日間、なかなか波に乗り切れない。日本勢で世界アマチュアランキング最上位(22位)につける金谷拓実(東北福祉大2年)は、初日「69」、2日目「69」として通算2アンダー15位とした。この日は序盤に5バーディを先行させながら、残り10ホールで4つスコアを落とす内容に、大きく息を吐きだした。

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金谷の顔面から滴り落ちるあぶら汗は、暑さばかりが原因ではないようだ。「自分に期待している部分は大きかった」という反面、結果が伴わない。この日は5バーディの後、折り返しの18番でティショットを大きく右に曲げてボギーとすると、後半4番(パー3)では池につかまりダブルボギー。最終9番もショットが乱れてボギーとした。

「前半は良かったけど、後半は悪かったので意味ないです」と、口調にも怒気がこもる。周囲の期待から来るプレッシャーや、大会への強い思い入れの影響は「結果で示されるものなので、いまはなんとも言えないです」と言葉を濁した。

首位と6打差で残りは36ホールとなった。「あすはそれなりにスコアを出さないといけないので、しっかりと切り替えたい。修正点は全部だけど、まだあきらめずにやりたいです」と懸命に前を向いた。(シンガポール・セントーサ/今岡涼太)

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