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「金谷さんに追いつきたかった」中島啓太がバーディ締めで3位

◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 3日目(6日)◇セントーサGCニュータンジョンC(シンガポール)◇6847yd(パー70)

最終18番で8mのバーディパットをカップに沈めた。初日から日本勢最上位を守ってきた中島啓太(代々木高3年)が、3日目は4バーディ、1ボギーの3アンダー「67」で首位と2打差の通算8アンダーとし、金谷拓実(東北福祉大2年)ら5人と並ぶ3位につけた。

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この日、最大のピンチとなったのは9番ホール。1Wのティショットがやや右に出てカート道を跳ね、白線をわずかに越えてOBとなってしまう。打ち直しの3打目をフェアウェイに置き、4打目はピンまで残り151yd。これを9Iでピン上1mに運んで粘り強くボギーとし、「大きかったです」とうなずいた。

ショットの状態は前日よりは良くなったが、「なんで良くなったのかは分からない。まだ安定はしていない」という。だが、丁寧なマネジメントでスコアをまとめ、「その中でも(他に)ボギーを打たなかったのはすごく良かった」とさばさばと振り返った。

途中、リーダーボードを見ると金谷が伸ばしているのがわかったという。3組前を回る姿をコース上で見掛けると「ガッツポーズをしていたので、ビックスコアで回っているんだろうなと思った」と振り返る。「最後は金谷さんが8アンダーにいたので、追いつきたいと思った」というバーディパットを流し込み、小さく拳を握りしめた。

「(優勝は)ぜんぜん意識していない。良くなるきっかけをつかみたい」と大会への思いは一貫している。残り18ホールも、目先の結果にとらわれずにプレーをするだけだ。(シンガポール・セントーサ/今岡涼太)

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