畑岡奈紗は最新ギアをテスト中 世界1位とのシングルス戦へ
◇日本VSタイ(ツアー外競技)◇アマタフレンドシップカップ 2日目(22日)◇アマタスプリングスCC(タイ)
日本とタイの親善試合は、男女混合のダブルス8マッチが行われた。畑岡奈紗は午前に時松隆光、午後に小平智と組んで2連敗。この日3勝5敗とした日本は計6ポイントとなり、タイに4ポイントのリードを許した。
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午後のフォアボール(それぞれのボールで回り良い方のスコアを採用)では、キラデク・アフィバーンラト&アリヤ・ジュタヌガンと対戦。両チームとも男女の世界ランキング最上位がそろう注目のマッチングとなった。アリヤは5月の「キングスミル選手権」でプレーオフを戦い、惜敗した相手だけに「意識はした」という。
序盤は主導権を握られたが、畑岡が7mを決めた9番、小平がバーディを奪った10番と連続で獲ってオールスクエアに。接戦に持ち込みながら、終盤にバーディを奪えず2&1で敗れた。「惜しい試合。そこで勝ち切れないのは、なんでかなと思う」。畑岡は初日から3連敗となり、「午後(フォアボール)は4サムでリズムがとりにくかった。プレーが速い方なのでテンポは難しいですね」と、不慣れな団体戦のプレーリズムに対応できなかった。
2019年シーズンの開幕まで1カ月を切り、現在はクラブの調整を進めている。「(今週は)クラブを試す場にもなる。オフは短いけれど試合勘を保てる」と今大会の出場を決めた。アイアンは住友ゴム工業の最新モデル「スリクソン Z785」に替え、ボールも最新の「スリクソン Zスター」をテスト中。「(ボールは)練習ではわからなかったけど、試合で力が入ると10ydほど飛びすぎる」などの課題を洗い出し、1月17日からの来季開幕戦「ダイヤモンドリゾート トーナメントofチャンピオンズ」に向け、セッティングを整える。
今大会では谷原秀人にアプローチを教わり、「男子は女子に打てないショットがある」ことにも気づかされたという。男子プロとプレーできる数少ない機会なだけに、向上心が強い19歳にとって刺激に満ちた舞台になっているようだ。
シングルス12マッチを行う最終日は最後組を任され、再びジュタヌガンと対戦する。「自分のプレーをして貢献したいですね。1人1人がいつも通りやるだけ」と気持ちを引き締めた。(タイ・チョンブリ/林洋平)