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「懺悔の気持ちでいっぱい」 クラブ破損事故でJGA専務理事が謝罪

山中博史・日本ゴルフ協会(JGA)専務理事が29日、「日本女子アマチュアゴルフ選手権」で自身の運転するカートが選手のクラブを破損させたことを謝罪した。「100%私の不注意によるミスで、心よりお詫び申し上げます」とJGA公式サイトに掲載した。

愛媛県のエリエールGC松山で開催された大会最終日の28日(金)、最終組が10番ホールをプレー中、山中専務理事のカートが選手のキャディバッグを載せたカートに接触し、優勝争いをしていた古江彩佳の3Wがへし折れた。

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山中専務理事はコメントで「バッグが載ったカートを追い越した際、後方部分が接触し、クラブを折ってしまいました」と状況を説明。「すぐに古江選手に謝罪すべきだったが、気づいたのがグリーンに到着したあとで、謝罪が遅れてしまったのも事実」と釈明した。

「古江選手の気持ちに大きな動揺を与えてしまったことを考えると、懺悔(ざんげ)の気持ちでいっぱいです。謝って解決する問題でないことは重々分かっております」。今後はJGAの理事会などで事故について報告し、適切な対処をすると表明した。

山中専務理事のコメント全文は以下の通り

2019年度(第61回)日本女子アマチュアゴルフ選手権最終ラウンドにおいて、私の運転するカートが原因で、古江彩佳選手のクラブを破損させてしまったことは、100%私の不注意によるミスであり、古江選手、そしてご家族の皆様、出場選手の皆様、大会関係者、会場のエリエールゴルフクラブ松山、ゴルフファンの方に多大なるご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

10番ホールのティショットを見届けた後、グリーンに向かう途中で、古江選手のバッグが載ったカートを追い越した際に、後方部分が接触し、結果クラブを折ってしまいました。その時点で気づき、すぐに古江選手に謝罪すべきだったのですが、そのことに気づいたのが私がグリーンに到着したあと、古江選手がレフェリーを呼んだ時であり、結果古江選手への謝罪が遅れてしまったのも事実です。

優勝争いをされている古江選手を含む最終組の選手たちにも動揺を与えることになってしまい、本当に申し訳なく思っております。古江選手にとっては、この大会に優勝することを目標に頑張ってこられ、しかも最終ラウンドのバックナインに入りいい順位につけていただけに、古江選手の気持ちに大きな動揺を与えてしまったことを考えると、大変なことをしてしまったという懺悔の気持ちでいっぱいです。謝って解決する問題でないことは重々分かっておりますが、今後きちんと今回のことを理事会等で報告し、本件につき適切な対処をしてまいります。

まずはこの場を借りて謝罪させていただきます。この度は誠に申し訳ありませんでした。

公益財団法人 日本ゴルフ協会専務理事 山中博史

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