アジアンツアーが2027年シーズン予選会を中止 サウジ系資金撤退で「苦渋の決断」

比嘉一貴
アジアンツアーは正念場が続く。写真は2025年王者の比嘉一貴(提供:アジアンツアー)

アジアンツアーは21日、2027年シーズンに向けた予選会(Qスクール)を開催しないことを発表した。例年は12月に、1次予選会を通過した選手による最終予選会を行っていた。「この苦渋の決断はインターナショナルシリーズの終了が2026年アジアンツアー後半のスケジュールに重大な影響を生じさせたことによるもの」と説明した。

インターナショナルシリーズはLIVゴルフを支援してきたサウジアラビア政府系ファンド(PIF)が出資し、1大会あたり通常200万ドル(約3億1400万円)の賞金総額を誇る全10戦のシリーズ。しかし、PIFがLIVへの資金提供を取りやめ、アジアツアーに予定していた3億ドル(約470億円)の投資も撤回。これにより、スケジュールの変更や賞金減額などを余儀なくされていた。

「2027年はアジアンツアーにとって“再建の年”となり、スケジュールの安定化と成長に注力していきます。また、DPワールドツアー(欧州ツアー)およびPGAツアーとの新たなパートナーシップの一環として、アジアンとDPワールドの共催による新規大会が開催される最初のシーズンとなります。なお、来年開催されるQスクールは通過者にとって非常に大きなチャンスとなる予定です」

発表では明言されていないが、現在の出場資格は2027年シーズンに持ち越されるとみられる。

「Qスクールが選手のステップアップにおいて非常に重要な役割を担っていることを踏まえると、今回の決定は軽々しいものではないと承知しています。ご迷惑をおかけすることをツアーとして深くお詫びします」と謝罪した。

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