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2013年 CIMBクラシック
期間:10/24〜10/27 場所:未定(マレーシア)
ミケルソン、優勝へ準備万端
米国のスーパースター、フィル・ミケルソンが現地時間24日から始まる「CIMBクラシック」(賞金総額700万ドル)で初出場、初優勝を狙っている。
アジアンツアーとPGAツアーの共催で、アジア初のフェデックスカップトーナメントとなる一流プロが集まるこの大会は、クアラルンプールG&CCで開催。43歳のミケルソンは、2013年4勝目を目指してプレーする。
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現在世界ランキング3位のミケルソンは、大会出場者の中で同ランク最上位。メジャー制覇経験があるバッバ・ワトソン、キーガン・ブラッドリー、アーニー・エルス、スチュワート・シンク、レティーフ・グーセンら輝かしい経歴を誇るトッププロたちと雌雄を決することになる。
大会を前にミケルソンは「上手くプレーできると楽観的に考えているよ。コースは難しいけどね。グリーンも速そうだから、カップに寄せるのも大変だろう。だから好スコアが出るとは思ってはいないよ。厳しい試合になるはずだ。ラフもすごく深いし、グリーン回りもタフ。厄介になりそうだ」と語った。
今年7月の「全英オープン」でメジャー5勝目を飾ったミケルソンは、以前、マレーシアで行われた大会に出場したことがあるだけに、同地の暑さと湿気は気にならないとのこと。「暑さは全然気にしていないよ。実際のところ楽しんでいる。暑い方が体調も良いからね。筋肉もほぐれてプレーも良くなるし、暑い方がボールのパフォーマンスもアップするもの。暑さはゴルファーの味方だよ」とコメントした。
またミケルソンは、この大会が、PGAツアーの公式トーナメントとなりアジアンツアーのトップ10をはじめ78名の一流プレーヤーが競うことで、出場を決めたのだとか。元々は出場試合を減らそうとしていたようだが、通算46勝の輝かしい記録を伸ばすチャンスとの思いが参戦の要因となったのだ。
ミケルソンは「この大会がフェデックスカップのトーナメントになったことで権威が増し、マレーシアに世界基準のゴルファーが集まることになった。(スポンサーの)CIMBがトップクラスのプレーヤーをマレーシアに招いたことは大変喜ばしいことだね」と語る。
そして「僕は競うことが大好き。元々、そうだったんだ。ハイレベルな舞台でゴルフができる機会があることを幸せに思っているよ。20年間ツアーにいるけど毎年、色んなことを学ぶ。今年もベストなプレーをすることに役立つ素晴らしいことがあったんだ。全米オープンでも全英オープンでもティショットなどが良く優勝争いができたし、パッティングも今年は素晴らしかった。ドライバーの調子も今までにないくらい良いし、ゴルフ自体も良い状態になっているから来年が楽しみなんだ。とにかくトーナメントに出たいね。自分の大好きなことなんだから」と好調ぶりをアピールした。
一方、開催コースは昨年と異なるが、連覇を狙っているのが、昨年マインズ・リゾートGCで開催されたこの大会でタイガー・ウッズら強豪を退け優勝したニック・ワトニー。
32歳のワトニーは「またこの大会に出ることになってエキサイトしている。昨年は良い思い出になったからね。コースコンディションは素晴らしくて、凄くチャレンジング。大会のスタートが待ち遠しいよ」とコメント。
昨年のコースとの差については、「アップダウンがあるけど、一番の違いはフェアウェイが狭いこと。マインズはティショットが楽だったけど、ここは落とし所が15ヤードかそれ以下に感じる」と指摘した。
また、ゴルフ界の若手注目株の一人、24歳のリッキー・ファウラーは2010年の本大会で5位タイを記録し、今年は「2勝目はここで欲しい」と意欲的。
そして「(クアラルンプールの)街もその周りも本当に好きなんだ。ブラブラしても楽しいしね。ちょっと暑くてフライト時間も長いけど、ここに来れてハッピーだよ。2014年シーズンが10月から始まって多少の違いはあるけど、いつ試合があっても僕たちは良いプレーをするようにしている」と話した。
情報提供:ASIAN TOUR