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チャンピオンズツアー初の「59」ならず

チャンピオンズツアー「アウトバック・ステーキハウス・プロアマ」最終日は「59」の可能性に盛り上がった。首位に9打差でスタートしたファジー・ゼラーが前半7バーディの28で折り返し。10番もバーディとし、4番から7連続バーディで波にのったゼラーにはチャンピオンズツアー初となる「59」への期待が高まった。11番パー3でも3メートルのバーディチャンスを得たゼラーだが、これがカップに嫌われてしまう。しかし12番パー5をバーディとし、続く13番パー4でもピン手前1メートルにつけてバーディ。この時点で首位に並んだ。

あと2バーディで「59」に手が届くゼラー。14番パー5でもグリーンに2オン。2パットでバーディを決めてついに単独首位にまで躍り出た。しかし15番16番は続けてパー。さらに17番ではグリーン手前からのチップショットがカップに触れつつも蹴られ入らず。最終ホールに「あと1つ」のバーディ、「59」への期待がかかる。しかしアプローチでグリーンを外し、グリーンエッジからのバーディパットとなったゼラー、大きくショートしてしまい、「59」の夢は破れてしまう。さらにゼラーはこのホールを3パットのボギーとしてしまい、結果は61、3位でホールアウトした。

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ファジー・ゼラー
「素晴らしい気分だね。59に近いことは分かっていたけど、加熱した試合の最中はあまり59への意識はなかったね。それよりも全ホールでバーディを取ろうとみんな必死だ。ひとつでも多くバーディを奪って、リーダーボードを登りつめ、うまく行けば優勝できる、そんなクレイジーなゲームなんだよ、ゴルフってヤツは」

試合はマーク・マクナルティが1打差で逃げ切り、キャリア56勝目をマーク。しかし驚いたことにアメリカ本土での優勝は初めてのことだった。2位は最終日をノーボギーで締めくくったラリー・ネルソンとなっている。

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