名門リンクスを巡る戦いに川村、谷原、宮里が出場
2019年 アルフレッド・ダンヒル リンクス選手権
期間:09/26〜09/29
「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」で知っておくべき5つのこと
2019/09/25 17:20
ヨーロピアンツアーはセント・アンドリュースのオールドコース、カーヌスティGL、そしてキングスバーンズGLを舞台に開催される「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」でスコットランド再訪を果たす。今週の大会について知っておくべき5つの事柄は次の通りである。
独特の大会方式
今週開催の「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」はこれまでの伝統に則り、賞金総額500万米ドルを巡るプロの個人戦と、プロとアマチュアがタッグを組んで競うプロアマ戦が並行して行われる。
3コースを使用するのも、ヨーロピアンツアーではこれが唯一の大会となっており、選手たちはセント・アンドリュースオールドコース、カーヌスティ、そしてキングスバーンズと、スコットランドを代表するリンクスコースをプレーする恩恵に授かることになる。
全選手が3コースをラウンドし、プロの上位60人(タイを含む)、そしてプロアマは上位20組が最終日へ駒を進め、再びオールドコースをプレーして優勝を決める。
ジャスティン・ティンバーレイクのヨーロピアンツアーは続く
「オメガヨーロピアンマスターズ」で世界2位のロリー・マキロイと親交を深めてから1カ月を待たず、“クライ・ミー・ア・リヴァー”のヒットで知られるジャスティン・ティンバーレイクは再びコースへと姿を現し、今回はイングランドのジャスティン・ローズとタッグを組む。
グラミー賞10度受賞のミュージシャンは、プロアマに出場したクランシュルシエレでマキロイから奥義を伝授される姿を目撃されており、今回初出場となった「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」で、そのアドバイスを実戦に生かすことになる。
セレブ見物
今週リンクスに登場するスターはティンバーレイクのみではない。大会には大勢の著名人が駆けつけ、プロたちはハリウッドのレジェンド、スポーツ界のアイコン、そして国際的ポップスターたちと唯一無二のフィールドを作り上げることになる。
今週出場予定となっているスポーツ界のレジェンドには、元世界ヘビー級王者のウラジーミル・クリチコ、2001年FIFA年間最優秀選手のルイス・フィーゴ、そして五輪で金メダルを5個獲得しているスティーブ・レッドグレーブが含まれ、エンタメ界からは映画「キャディシャック」出演のビル・マーレーやサッカー選手から俳優へ転向したヴィニー・ジョーンズらがフェアウェイを彩る。
スター選手ぞろいのフィールド
今週の「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」は、大会史上最も豪華なフィールドとなり、世界ランキングでトップ5圏内につけるマキロイ、ジャスティン・ローズ、ジョン・ラームの3人が前週の「BMW PGA選手権」からの連戦という形でそろい踏みする。
先週初めてウェントワースクラブでプレーした米国のトニー・フィナウも、ヨーロピアンツアー2週連続出場を果たすこととなり、昨年トップ10入りした「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」での自己ベスト更新を狙っている。
一方、ディフェンディングチャンピオンのルーカス・ビェルレガードは、2017年に大会史上初の連覇を果たしたイングランドのティレル・ハットンの足跡をたどるべく、木曜にティアップする。
昨年「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」3連覇を狙ったハットンは、ビェルレガードにわずか1打及ばず、タイトル防衛を逸した。
ロリーの栄光なるか?
これまで「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」で3度2位に入っているロリー・マキロイが、逃し続けたタイトルを獲得すべく、セント・アンドリュースに帰ってくる。
北アイルランドのスター選手は、長年にわたりこの大会とは特別な関係を築いており、ヨーロピアンツアーのプレー資格を得て初めて臨んだ18歳のときには3位に入っている。
以来、現世界ナンバー2は2009年、2011年、そしてプロアマで父親のゲーリーさんとタッグを組んだ2014年にすんでのところで優勝を逃した。
今季メジャー2戦と世界ゴルフ選手権全3戦でトップ10入りするなど充実の1年を送っているマキロイは、スコットランドで今季ヨーロピアンツアー初勝利を狙っている。