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「スペインオープン」で知っておくべき5つのこと

今週、ヨーロピアンツアーは「スペインオープン」の開催されるマドリードを再訪する。スペインでの大会を前に知っておくべき5つのストーリーラインは次の通りだ。

絶好調のラーム

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昨年「スペインオープン」を制覇し、母国優勝を飾った名手たちの仲間入りを果たしたジョン・ラームは、1972年に同大会がヨーロピアンツアーのスケジュールに組み込まれて以来、初めての大会連覇を狙っている。最後にこの大会を連覇したのは、1952年から53年にかけてのマックス・フォークナー。ラーム以外では、アントニオ・ガリード(1972)、セベ・バレステロス(1981、1985、1995)、セルヒオ・ガルシア(2002)、アルバロ・キロス(2010)、そしてミゲル・アンヘル・ヒメネス(2014)がヨーロピアンツアー化以降の「スペインオープン」で母国制覇を果たしている。

スペインのスター選手が揃い踏み

ラームは今大会のフィールドに名を連ねる世界トップ40に入る3人のスペイン人選手のうちのひとり。現在世界5位の23歳の他には、セルヒオ・ガルシア(33位)とラファ・カブレラベロー(38位)も今大会に出場する。ガルシアは今大会に出場する「マスターズ」王者の1人でもあり、彼以外では2度グリーンジャケットを獲得したホセ・マリアオラサバルも今大会でティアップする。

歴史的なナショナルオープン

今週から続けて歴史的なナショナルオープンが開催される。「スペインオープン」は1912年に第1回大会が開催され、1972年にヨーロピアンツアーが発足した際、最初に開催された大会でもあり、当時はアントニオ・ガリードが大会を制覇した。来週、選手たちはマドリードから「イタリアオープン」の開催されるローマへと飛び、更にその翌週は大陸ヨーロッパ最古のナショナルオープンである「フランスオープン」が開催される。

マドリード再訪

「スペインオープン」は2018年大会で、07年以来となるスペインの首都への再訪を果たした。セントロ・ナシオナル・デ・ゴルフで開催された前年大会は、人気選手のラームが優勝したこともあり、成功裏に幕を閉じた。今年、大会は1929年開場のクラブ・デ・カンポ・ビジャ・デ・マドリッドで開催される。同クラブには今週の開催コースとなるブラックコースの他にも、セベ・バレステロス設計のイエローコースをはじめ、フィールドホッケーのピッチ、テニスコート、そして水泳プールなどが備わっている。同コースで最後に「スペインオープン」が開催されたのは1996年のことであり、当時は2020年「ライダーカップ」欧州代表キャプテンのパドレイグ・ハリントンが優勝した。

新時代

テニスのマドリードオープンを主催するマドリード・トロフィー・プロモーションと5年契約のパートナーシップを結んだ初年度であることしは、「スペインオープン」が新しい時代の幕開けを迎えることになる。パートナーシップの主な目的はスペインでのゴルフ人気を高めること。マドリード・トロフィー・プロモーションのヘラルド・ツォバニアンCEOは、「スペインオープン」を“マドリードにおける必見の大会”とすることで、同社のゴルフ界における存在感を高めたいと述べた。

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