年間王者となったヘンリック・ステンソンの調査ファイル
2019年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ
期間:11/21〜11/24 場所:ジュメイラ・ゴルフエステーツ(UAE)
「DPワールドツアー選手権」で知っておくべき5つのこと
2019/11/19 13:30
今季は欧州ナンバーワンの座が決まらないまま、2019年「レース・トゥ・ドバイ」最終戦の「DPワールドツアー選手権」が開幕することとなった。「ロレックスシリーズ」の締めくくりでもある同大会で知っておくべき5つの重要事項は次の通りだ。
ゴールは目前
2019年の「レース・トゥ・ドバイ」王者は日曜の午後に決定する。「DPワールドツアー選手権」は今季ヨーロピアンツアー47戦目にして最終戦であり、この大会をもって欧州ナンバーワンプレーヤーが決まる。
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現在、「レース・トゥ・ドバイ」ランキングのトップには、オーストリア人選手初の年間王者を狙うベルント・ヴィースベルガーが立っているが、トップ5につける2017年王者のトミー・フリートウッド、「ロレックスシリーズ」3勝のジョン・ラーム、今季「全英オープン」覇者のシェーン・ローリー、そして2016年「DPワールドツアー選手権」優勝のマシュー・フィッツパトリックも年間王者の可能性を残したまま最終戦に臨むことになる。
ロレックスシリーズ最終戦
「ターキッシュエアーラインズオープン」、そして先週の「ネッドバンクゴルフチャレンジ」を経て3週連続開催となった「ロレックスシリーズ」は、今季第8戦の舞台となるジュメイラGEで終幕を迎える。
「ロレックスシリーズ」はいずれの大会も賞金総額が700万ドルを上回っているが、なかでも50人のみのフィールドで行われる最終戦の優勝者には、ゴルフトーナメントの優勝賞金としては最高額となる300万ドルが与えられる。また、今大会には破格の12,000「レース・トゥ・ドバイ」ポイントがかけられており、優勝者は2,000ポイントをゲットすることになる。これは今季ヨーロピアンツアーナンバーワンを決める上で重要な要素となることだろう。
スター揃いのフィールド
「レース・トゥ・ドバイ」王者の称号がかかるこの大会で、ジュメイラGEに集結する50人のフィールドはワールドクラスのタレントに事欠かない。メジャー優勝者としては、今大会では現「全英オープン」王者のローリー、イタリア人初のメジャー王者であるフランチェスコ・モリナリ、2018年「マスターズ」王者のパトリック・リード、そしてメジャー4勝のロリー・マキロイがティアップすることになる。
これらメジャー王者に加え、今大会にはフリートウッド、ティレル・ハットン、アレックス・ノレン、ジャスティン・ローズ、ヴィースベルガー、そしてダニー・ウィレットといった「ロレックスシリーズ」覇者たちも参戦する。
EDGAもドバイで最終戦
今週は「DPワールドツアー選手権」と並行するかたちで、11月22日から23日にかけて障がい者ゴルファーたちが競い合う、欧州障がい者ゴルフ協会(EDGA)による36ホールの新大会も開催される。
この大会には、マイク・ブラウンとジョージ・グローブのイングランド人コンビ、アイルランドのブレンダン・ラウラー、フランスのシャルルアンリ・ケリン、米国のクリス・ビギンズ、そして豪州のジェフ・ニコラスといった障がい者ゴルファーの世界ランキングで上位にランクインする6人に加え、ワイルドカードの招待枠からヨアキム・ビョークマンとチャド・ファイファーが出場する。
各賞を巡る戦い
「DPワールドツアー選手権」では、「レース・トゥ・ドバイ」ナンバーワンに加え、日曜のプレー終了とともに、新人王と年間最優秀チャレンジツアー昇格選手も決定する。
今年はスコットランドのロバート・マッキンタイア、米国のカート・キタヤマ、スペインのアドリ・アーナス、そしてイタリアのグイド・ミグリオッティが新人王争いを繰り広げており、彼らはそれぞれ「レース・トゥ・ドバイ」ランキングで紹介順に11位、12位、37位、そして40位につけている。
一方、2018年ヨーロピアンチャレンジツアー昇格選手では、マッキンタイアとフランスのビクトル・ペレスがランキングの上位につけており、ペレスは現在年間ランキングで14位につけている。
過去にはラーム、ブルックス・ケプカ、そしてマルティン・カイマーといった面々が新人王に輝いているほか、ケプカは最優秀昇格選手も獲得。直近の2018年はエリック・ファンローエンが同賞を獲得している。