数字で振り返る欧州ツアー2019年シーズン
2019/12/13 06:49
大いに盛り上がったヨーロピアンツアーの2019年シーズンを振り返るべく、我々は印象に残った数字の数々をここにリストアップした。
■ 5,000,000
これはジョン・ラームが「DPワールドツアー選手権」で勝利し、さらに「レース・トゥ・ドバイ」制覇を決めたことで稼ぎ出した金額(米ドル)である。
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■ 50
ジョン・ラームは出場したヨーロピアンツアーの大会で、50パーセントの割合でトップ5入りを果たした。スペインのラームは今季12大会に出場し、6大会でトップ5入りしているが、これは昨季ツアーのトップタイの数字である、ちなみに、ともにオーストリアのマティアス・シュワブとベルント・ヴィースベルガーも同じく6度のトップ5入りを果たしているが、それぞれ28大会と29大会に出場した上での数字となっている。
■ 760,309
これは2019年シーズンを終えた段階で、ラームが「ロレックスシリーズ」1試合平均で稼ぎ出している金額(ユーロ)である。25歳は2019年だけで「ロレックスシリーズ」にて2勝を挙げており、これまで「レース・トゥ・ドバイ」覇者は同シリーズで計445万1638.26ユーロを稼ぎ出している。
■ 68.61
これは昨季のロリー・マキロイによるヨーロピアンツアーでの平均ストロークであり、これは昨季の最少平均ストロークとなった。
■ 320.49
豪州のウィンウー・リーによる平均飛距離(ヤード)。彼はその類い稀なるヘッドスピードを武器に、2019年シーズン最長の平均飛距離を記録した。
■ 27.82
ラファ・カブレラベローによる昨季ヨーロピアンツアーでの平均パット数であり、これは昨季のツアー最少である。
■ 7.82
ジャスティン・ハーディングが記録した1ラウンドあたりの1パット数。これは、この南アフリカ人選手が2019年に初めて公式世界ゴルフランキングでトップ50入りを果たした理由のひとつとなった。
■ 10
マティアス・シュワブによるトップ10入り回数。この若きオーストリア人選手は、2019年の「レース・トゥ・ドバイ」でトップ10入りの回数を二桁に乗せた唯一の選手となった。
■ 451
エリック・ファンローエンが2019年に奪取したバーディ数であり、昨季のツアー最多記録である。今年「スカンジナビア招待」でヨーロピアンツアー初優勝を果たした南アフリカ人選手は、103ラウンドでこの数字を達成した。
■ 1926
カート・キタヤマがプレーしたホール数。素晴らしいルーキーイヤーを送ったこの米国人選手は、昨季誰よりも多くのホールをプレーし、107ラウンドをこなした。2勝に加え、トップ5入りを4回、トップ10入りを5回記録した。新人王に輝いたロバート・マッキンタイアは、昨季2番目に多くのホールをプレーしており、若きスコットランド人選手は1908ホールをプレーした。
■ 1.96
マシュー・フィッツパトリックによるツアーでの1ラウンドあたりのストローク・ゲインド。昨季未勝利ながら、ツアー最高のストローク・ゲインドをたたき出したこのイングランド人選手が「レース・トゥ・ドバイ」で5位に入ったのも納得である。
■ 77.66
2019年「レース・トゥ・ドバイ」における、マルティン・カイマーのパーオン率。アイアンショットが冴え渡ったメジャー2勝のカイマーは、このカテゴリーでトップの記録をマークした。
■ 3
ラームとヴィースベルガーのシーズン勝利数であり、彼らは他の誰よりも多くの勝利を手にした。「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」で大会2勝目を挙げたラームは、「スペインオープン」で連覇を果たすと、「DPワールドツアー選手権」でも優勝した。一方、手首のケガによる18ヶ月の離脱から復帰したヴィースベルガーは、「メイド・イン・デンマーク」のほか、共に「ロレックスシリーズ」イベントである「アバディーンスタンダードインベストメント スコットランドオープン」と「イタリアオープン」を制覇し、ツアーのトップレベルに返り咲いた。
■ 1
ヨーロピアンツアー史上、投光照明の下で大会が開催された回数。昨季は「ターキッシュエアーラインズオープン」でツアー史上初のナイターが行われ、6人によるプレーオフを勝ち抜いたティレル・ハットンが優勝賞金200万ユーロを手にした。
■ 60
ロバート・ロックが「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」の第2ラウンドでたたき出したスコアであり、昨季の最少スコアである。ロックは最終ホールでバーディパットを惜しくも外し、オリバー・フィッシャー以来ツアー史上2人目の「59」達成を逃した。
■ 7
ブライソン・デシャンボーが「オメガドバイデザートクラシック」を制覇した際の2位とのストローク差。これは昨季最大差での勝利となった。
■ 16
昨季ツアーで初優勝を遂げた選手の数。達成者は以下の通り。
アーロン・ライ(ホンマ香港オープン)、カート・キタヤマ(アフラシアバンクモーリシャスオープン)、ブライソン・デシャンボー(オメガドバイデザートクラシック)、デービッド・ロウ(ISPSハンダ ヴィックオープン)、ライアン・フォックス(ISPSハンダ ワールドスーパー6パース)、ジャスティン・ハーディング(コマーシャルバンクカタールマスターズ)、ギド・ミリオッツィ(マジカルケニアオープン)、ケビン・キズナー(WGCデルテクノロジーズマッチプレー)、ホルヘ・カンピージョ(ハッサンIIトロフィー)、マーカス・キンハルト(ベットフレッドブリティッシュマスターズ)、ゲーリー・ウッドランド(全米オープン)、クリスチャン・ベゾイデンハウト(アンダルシアマスターズ)、エリック・ファンローエン(スカンジナビア招待)、セバスチャン・セーデルベリ(オメガヨーロピアンマスターズ)、ビクトル・ペレズ(アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権)、スティーブン・ブラウン(ポルトガルマスターズ)