ニュース

欧州男子の最新ゴルフニュースをお届け

2020年ヨーロピアンツアー5大予測

2020/01/07 12:30

新年、そして新たな10年の幕開けを迎え、ヨーロピアンツアー公式サイトでは、エキサイティングな一年になるであろう2020年の予測を立ててみた。

ジョン・ラームが「レース・トゥ・ドバイ」タイトルを防衛

2019年のジョン・ラームは抜群の安定感により、「ロレックスシリーズ」2勝を含むヨーロピアンツアー3勝を挙げた。昨季初勝利となった7月の「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」。それまでの3年間で2勝を挙げたラームは、母国のナショナルオープンである「スペインオープン」も制覇すると、シーズン最終戦「DPワールドツアー選手権」での見事な勝利で有終の美を飾った。「レース・トゥ・ドバイ」ランキングを首位としてシーズンを終え、スペイン人選手としては1991年のセベ・バレステロス以来となる、ヨーロピアンツアーナンバーワンの称号を獲得した。25歳が2020年もこの調子を維持できるようであれば、ラームこそ「レース・トゥ・ドバイ」制覇の大本命となる。

<< 下に続く >>

ロリーが世界ナンバーワンへ

ロリー・マキロイは、「ザ・プレーヤーズ選手権」、「RBCカナディアンオープン」、そして「ツアー選手権」と米ツアー3勝を飾ってフェデックスカップを制覇し、さらに「WGC HSBCチャンピオンズ」をも制した2019年に、輝かしい1年を堪能したと言っても過言ではない。北アイルランドのマキロイは欧州ツアーで「オメガヨーロピアンマスターズ」と「WGCメキシコ選手権」で2位に入り、「WGC FedExセントジュード招待」とシーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」でトップ5入り。「BMW PGA選手権」でもトップ10入りするなど、またしても出色のシーズンを送った。

彼はメジャーでも見事な成績を残した。「マスターズ」を21位タイで終えると、「全米プロゴルフ選手権」で8位タイ、そして「全米オープン」で9位タイに入った。彼がこの力強さを2020年も保てるようであれば、ブルックス・ケプカを追い抜き、世界ナンバーワンに返り咲いたとしても、何ら驚きではない。

ロバート・マッキンタイアが世界最高のレフティへ

2019年のヨーロピアンツアーで大躍進を遂げたロバート・マッキンタイアは、「DPワールドツアー選手権」を終えると、サー・ヘンリー・コットン最優秀新人賞に輝いた。このスコットランド人選手は2019年シーズンにトップ10入りを7度記録しており、これには「ベットフレッドブリティッシュマスターズ」、「メイド・イン・デンマーク」、そして「ポルシェヨーロピアンオープン」での2位3回が含まれる。

しかしながら、この23歳が真の意味でその名を知らしめたのは、シーズン終盤に開催された一連の「ロレックスシリーズ」だった。彼は「イタリアオープン」で4位タイに入ると、「ターキッシュエアラインズオープン」では7位タイ、「ネッドバンクゴルフチャレンジ」では8位タイ、そして「DPワールドツアー選手権」で14位タイに入った。

オーバン出身のマッキンタイアは自信に満ちていると言っていい。世界ランキングで64位。マッキンタイアが世界最高のレフティとなるには、現在世界ランキング47位につける、メジャー2勝のバッバ・ワトソンを追い越さなければならないのだが、ボブ(註:ロバートの愛称)がバッバを抜けない理由は見当たらない。

ホイゴーが新人王を獲得

我々は、ヨーロピアンツアーにおいて夢のスタートを切った18歳のラスムス・ホイゴーが今後も好調を維持し、デンマーク人選手としては1996年のトーマス・ビヨーン以来となる新人王のタイトルを獲ると予測する。プロとして2年目、そしてヨーロピアンツアー出場5戦目にして、このティーンエイジャーは3人によるプレーオフを勝ち抜き、そのプレーオフ3ホール目ではイーグルを奪って「アフラシアバンクモーリシャスオープン」を制覇した。

同じく若手有望株であり、昨年の「KLMオープン」で2位に入ったニコライを双子の兄弟に持つホイゴーの行く手には、昨季ヨーロピアンチャレンジツアーからの昇格を果たした数多くの有望選手たちが待ち受けている。昨季の新人王争いと同様の接戦が見られるとしたら、我々は再びスリルを堪能できる。

オーストリア初の「ライダーカップ」代表選手が誕生

これまでオーストリアを代表して「ライダーカップ」に出場した選手はいなかったが、2020年はこの歴史が変わると読んでいる。けがで長い中断期間を経て、昨年復帰を遂げたベルント・ヴィースベルガーは、キャリア最高のシーズンを謳歌した。シーズン3勝。うち「ロレックスシリーズ」2勝。トップ10入り6回。「レース・トゥ・ドバイ」3位。この傑出した1年により、34歳は公式世界ゴルフランキングを21位まで押し上げた。

同じく、「ライダーカップ」欧州代表チームの選考レースで十分代表入りを狙える位置につけるのが、マティアス・シュワブ。2019年にこの24歳よりも安定感を発揮した選手はおらず、シュワブは昨季ヨーロピアンツアー最多のトップ10入り10回を記録した。シュワブはヨーロピアンツアー初優勝こそまだないが、それも時間の問題であり、彼もまた、ウィスリングストレーツで「ライダーカップ」デビューを果たす可能性を持っている。

関連リンク



あなたにおすすめ

特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

新着記事


ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!