ツアー再開を喜ぶユースト・ラウテン（写真は2020年コマーシャルバンク・カタールマスターズ Warren Little/GettyImages）

欧州ツアー6勝のユースト・ラウテンは、今季序盤の好パフォーマンスを継続させるべく、今週の「オーストリアオープン」の開催地、ダイヤモンドCCでティアップする。

3月に好調の波に乗ったオランダ人選手は、「オマーンオープン」で10位タイ、そして「コマーシャルバンクカタールマスターズ」で21位タイに入るも、その後、「レース・トゥ・ドバイ」は世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中断を余儀なくされた。

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欧州ツアーとチャレンジツアーの二重ランキングで開催される「オーストリアオープン」で再開を迎えることになった今季のツアーは、欧州ツアー医務部長のアンドリュー・マレー博士が指導する包括的な健康戦略室により管理されることになる。

「中断前の2大会で調子が出始めたんだ」とラウテン。「2週連続してリーダーボードの上位まで行きながら仕事を完遂させることはできなかったけれど、少なくとも勝つチャンスはあったからね。（中断は）良いタイミングではなかったけれど、結局のところ、僕らにできることは何もなかったわけで、受け入れるしかなかった」

「また、大会が開催されるのは素晴らしいことだね。僕らは大会のスケジュールが決まらないなか練習してきたけれど、ちょっと奇妙な感じで、モチベーションを見つけるのが難しかった。今は大会へ備えることができるから、アドレナリンや興奮が高まって来ているよ」

「僕は自分のゴルフをトーナメントのレベルまで戻そうとしてきたので、今どのレベルにあるのか確認できるのは良いことだね。練習は常に別物だけど、良い感じでボールが打てていると思うから、プレッシャーのかかる状況でどうなるか見てみないとね」

中断期間中、ラウテンは、自宅からバーチャルで世界の有名コースを舞台に欧州ツアーの選手たちと競うシリーズ、「BMWインドア招待 powered by トラックマン」に出場した。

34歳はセントアンドリュースのオールドコースが舞台となったシリーズ第1戦を制覇しており、今週はその競技モードを継続させたいと思っている。

「何かで勝つというのは良いものだし、このまともじゃない時期にゴルフがプレーできたのも良かった。大会や試合に出ればいつだって勝ちたいものだから、あの初戦で勝てたのは良かったよ。今週はこれまでの大会通り、良いプレーをして優勝争いに絡み、日曜に仕事をやり遂げたいと願っている」

「オーストリアオープン」を終えると、翌週はGCアダムスタルにて「ユーラムバンクオープン」が開催され、その後は6大会で行われる新シリーズ「UKスイング」初戦の「ベットフレッド英国マスターズ」が開催される。