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2021年 ポルトガルマスターズ
期間:11/04〜11/07 場所:ドムペドロ ビクトリアGC (ポルトガル)

ウォレス、リー… 「ポルトガルマスターズ」優勝予想

「レース・トゥ・ドバイ」も終盤戦となり、今年も「ポルトガルマスターズ」が開催される。今年は誰が優勝争いに絡むのか?識者による優勝予想は次の通り。

今週もスカイスポーツのプレゼンターであるキット・アレキサンダー、そしてかつてレディース欧州ツアーで選手やコーチとして活躍し、プレゼンターでもあるソフィー・ウォーカーの優勝予想を見比べてみよう。

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キットの予想

マット・ウォレス
世界66位のウォレスは、今年のヨーロピアンツアーでは静かなシーズンを送っており、「レース・トゥ・ドバイ」では82位につけているが、米PGAツアーでは直近の2大会で14位、4位と調子を上げている。

彼は過去3回出場している「ポルトガルマスターズ」で予選落ちを喫したことはなく、直近の2019年大会では8位に入っている。彼はヨーロピアンツアー初優勝をポルトガルで達成しており、今週は優勝候補の一人としてプレーすることになる。

ローリー・キャンター
この31歳は昨夏のツアー再開以来、トップ5入りを8回記録するなど、ヨーロピアンツアー初優勝の扉を叩き続けている。このうち3回は、彼の出場した直近3大会でのものだった。極上のボールストライカーである彼は、ティからグリーンのストロークゲインドで2位にランクインしており、グリーン上とグリーン周りでの一貫性が少しばかり向上すれば、待望の初優勝はついてくるだろう。

アンドリュー・ジョンストン
私は「マジョルカオープン」で“ビーフ”を推したが、実際、彼は7位に入り、好調をアピールした。ロースコアが見込まれる今大会では、優勝を争う上で通算20アンダー以上のスコアが必要とされることになりそうだが、彼は今季ヨーロピアンツアーでの平均スコアを「69.38」とし、同スタッツでは3位にランクインしている。

彼は現在「レース・トゥ・ドバイ」で63位につけているので、2週連続して好成績を挙げることができれば、「DPワールドツアー選手権」出場も狙える位置にいる。

ソフィーの予想

ミンウ・リー
豪州の飛ばし屋は、「スコットランドオープン」で「ロレックスシリーズ」制覇を果たすなど、今季は大躍進を遂げている。

リーは平均飛距離で12位に入っており、「レース・トゥ・ドバイ」ランキングは6位につけている。ビクトリアコースにおける過去の優勝者を振り返ってみると、皆一様にショット力に物を言わせていることが分かる。

23歳は直近の大会で2位に入っており、今週はヨーロピアンツアー3勝目を狙っている。

ショーン・クロッカー
「ポルトガルマスターズ」では、しばしばツアー初優勝者が誕生している。クロッカーのティからグリーンにかけたショットの力量には目を見張るものがあり、彼はティから平均312ydを飛ばしているほか、ティからグリーンのストロークゲインドで5位にランクインしている。

これにより、彼はパー5でのスコアメイクを得意としているが、これはポルトガルではかなり重要な地位を占めている。彼はパー5の平均スコアでツアー2位につけている。

サム・ホースフィールド
このイングランド人選手は、今季前半は毎週のように私の優勝予想に顔を出していたが、調子は下降気味だ。しかし、サムは1カ月ほど欧州開催の大会に出場していないものの、このコースは彼に合っていると言える。昨年イングランドで2勝を挙げた25歳は、リゾートコースをことごとく蹴散らしてきたのである。

飛ばし屋でアグレッシブなプレースタイルのホースフィールドは、平均バーディ数でツアーのトップに立っている。このスタッツはかなり重要である。

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