シーズンはあと2戦 川村昌弘が3週ぶり出場
2021年 AVIV ドバイ選手権
期間:11/11〜11/14 場所: ジュメイラゴルフエステーツ(UAE)
「AVIVドバイ選手権」で知っておくべき5つのこと
今週のヨーロピアンツアーは、「AVIVドバイ選手権」の開催されるジュメイラGEを再訪する。同大会について知っておくべき5つの事柄は次の通り。
ドバイでの2週間の幕開け
2021年の「レース・トゥ・ドバイ」が結末に近づくなか、今週はジュメイラGEにて2年連続で「AVIVドバイ選手権」が開催される。今大会からドバイでの“ダブルヘッダー”。翌週はシーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」が開催され、欧州ナンバーワンが決定する。
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今回も舞台はファイアーコース
今大会もアントワン・ロズナーがツアー初制覇を遂げた昨季大会と同様に、ジュメイラGEのファイアーコースが戦いの舞台となる。このグレッグ・ノーマンが設計したパー72のコースは、ジュメイラGEにおいて2番目に造られたコース。次週「DPワールドツアー選手権」は2009年以降、同じジュメイラGEのアースコースで行われてきたこともあり、その前哨戦として相応しい舞台と言える。昨年はアンディ・サリバンが初日にノーボギーの「61」をマークし、コースレコードを更新。ヨーロピアンツアー史上最少スコアにあと少しのところまで迫った。
ロズナーの防衛戦
昨年はロズナーが2打差でこの大会を制覇し、ヨーロピアンツアー初優勝を遂げた。ルーキーシーズンを送っていたフランス出身選手は、首位のアンディ・サリバンと4打差で最終日を出ると、最終ホールで勝利を決めるバーディパットを沈め、見事「64」をマークして大会王者となった。
今週、ファイアーコースへの帰還を果たす彼は、木曜の朝7時半に、メジャー3勝を誇る2020年「ライダーカップ」欧州代表キャプテンのパドレイグ・ハリントン、そして今週大きな節目を迎えるスティーブン・ギャラハーと同じ組で、10番ティから防衛戦をスタートさせる。
ギャラハーが600大会出場を達成
スコットランドのスティーブン・ギャラハーは、今週の「AVIVドバイ選手権」でヨーロピアンツアー600大会出場を果たしたエリート選手たちの仲間入りを果たすことになる。1996年にツアー初出場を果たした47歳は、ヨーロピアンツアーにおいて羨望のキャリアを享受してきた。彼の遂げてきた成功には、個人大会における4勝、そして母国開催となった2014年「ライダーカップ」での欧州代表の一員としての勝利が含まれる。
ツアー600大会出場を達成したのは、彼が14人目であり、ソレン・ケルドセンが2020年「アブダビHSBC選手権」で達成して以来の快挙となる。また、スコットランド人選手として600大会出場を果たす4人目の選手になる。これまではサム・トーランス、コリン・モンゴメリー、そしてポール・ローリーがこの記録を達成している。
来季シード権を巡る最終戦
「AVIVドバイ選手権」は、2021年の「レース・トゥ・ドバイ」において、シーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」を前に、2022年シーズンのシード権を得る110人の選手を決定する上での最後の大会となる。現在、110人の枠に加え、12人が“追加枠”として勘定されているため、現時点での暫定的なカットラインはランキングで122位となっている。
今季「レース・トゥ・ドバイ」のトップ110に加え、ヨーロピアンチャレンジツアーの「ロード・トゥ・マジョルカ」のトップ20にも2022年シーズンのシード権が付与される。しかしながら、今年は若干のルール変更があり、現在のシード選手はメンバーシップを失わない。現シード選手でトップ110入りを逃した選手は、2021年の「レース・トゥ・ドバイ」に基づいてリランクされることになるが、このカテゴリーシステムのなかで順位下降を抑止する構造のセーフティネットが適用される。