前週と同会場での新規大会 川村昌弘が4戦連続出場
2022年 ラアス・アル=ハイマクラシック
期間:02/10〜02/13 場所:アルハイマGC(UAE)
9ホール決着のチーム戦「ヒーローチャレンジ」は8バーディのイングランド人ペアが優勝
欧州ツアーのワンデーエキシビションイベント「ヒーローチャレンジ」が8日、ラアス・アル・ハイマ(UAE)のアルハムラGCで開催され、ダニエル・ギャビンズ&カラム・シンクィン組が優勝した。イングランド人デュオは、9ホールのテキサス・スクランブル方式で行われた大会で8バーディを奪い、圧巻の8アンダーをマークした。
この革新的なチーム戦は、テレビに加え、YouTubeとSNSを通じて全世界にライブ配信された。一部選手にマイクが取り付けられ、ファンはコース内の解説者とDPワールドツアーのスター選手たちがリラックスした雰囲気のなかで頻繁に会話を交わす様子を楽しむことができた。
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古典的なスクランブル方式(それぞれがティショットを打ち、2打目以降はそのうちの1球を選んで打つ)で行われたため、バーディ量産が鍵となったが、ギャビンズとシンクィンの勢いはとどまるところを知らず、最初の7ホールを全てバーディとして首位に躍り出た。8番のパーで一息つくも、2人はパー5の18番でもバーディを奪い、早い段階で勝負を決めにかかった。
26組が出場、多くのチームがこのスコアに挑んだものの、結局8アンダー「28」をマークしたイングランドの2人は他を寄せ付けないまま2打差で優勝を遂げた。
「素晴らしい心持ちだ」とシンクィン。「今日はとても楽しかった。ここには2週間いるので、ツアーとヒーローが僕らのためにこの大会を開催してくれて良かった。かなり楽しくプレーできたし、ダン(ダニエル)は僕の良き友人だから、最高だったよ。僕らのキャディの一人が、優勝スコアは10アンダーになると言っていたのだけど、取り越し苦労だった」
「僕にとっては、コースが目新しい感じだった。僕は先週、ここでプレーしていないから」と語ったのは、昨年「ISPSハンダワールドインビテーショナル」で初タイトルを獲ったギャビンズ。「かなり楽しかった。笑いながらプレーできて良かった。実は8番のパーには少しムッとしたんだ。全ホールでバーディを奪おうと思っていたから。でも、勝てて良かったよ」
6アンダーの2位タイには、2018年「ライダーカップ」の欧州代表キャプテンのトーマス・ビヨーンとジェームス・モリソンのコンビ、そして4バーディに加え、パー4でイーグルを奪った、目下好調のリチャード・ブランドとかつての「ライダーカップ」出場選手、オリバー・ウィルソンの組を含む6チームが入った。
「とても楽しかった」とブランド。「ここには2週間いるので、2つの大会の合間に楽しみがあるのは良いことだね。僕らのために、DPワールドツアーとヒーローがこの大会を開催してくれてとても良かった。オリバーとのプレーはいつだって楽しいんだ。とても楽しかったよ」
ウィルソンも「2週間、同じホテルにいて、同じゴルフコースだから、その間、集中し続けるのが難しいんだ。それだけに、こういうのは楽しくて良かったよ」と話した。