日本と欧州の初共催大会がコロナ禍で1年延期 同週は日本ツアー単独開催に
DPワールドツアー2023年シーズンは豪州で開幕
2022/04/18 11:44
DPワールドツアーの2023年シーズンは、11月24日から27日に開催される「フォーティネット オーストラリアンPGA選手権」を皮切りに、オーストラリアで開幕することが決まった。
同大会は再びブリスベンのロイヤルクイーンズランドGCで開催され、ジェド・モーガンが国際色豊かなフィールドを相手に防衛に臨むことになる。
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日程変更により今年1月に開催された2021年大会でモーガンはぶっちぎりの大会記録で優勝した。プロわずか20戦目ながら、2位のアンドリュー・ドットに11ストローク差をつけて勝利した。
かつての「フォーティネット オーストラリアンPGA選手権」王者であるアダム・スコット(オーストラリア)、キャメロン・スミス(同)、ジェフ・オギルビー(同)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)、そしてセベ・バレステロス(スペイン)といったエリート選手の仲間入りを果たした。
DPワールドツアーの大会として最後に開催された2019年大会では、かつての世界ナンバーワンであり、「マスターズ」王者のスコットが2打差で勝利し、母国での6年ぶりの戴冠を達成して地元のギャラリーを沸かせた。
同大会のDPワールドツアーへの復帰は、ISPSハンダPGAツアー・オブ・オーストラレイジアとの間で更新された戦略的提携の一環であり、大会は2026年まで共催される。
DPワールドツアー大会最高業務責任者のベン・コーウェン氏は、「両ツアーのメンバーにプレー機会を提供し、選手たちが最大のステージで競うための通過点として、『フォーティネット オーストラリアンPGA選手権』は、このパートナーシップにおける重要な地位を占める」と述べた。
「本日の発表はそれを再確認するためのものであり、我々は11月にオーストラリアを再訪し、ロイヤルクイーンズランドGCで開催される賞金総額200万豪ドル(約1億8600万円)の大会で、新シーズンをスタートさせることを楽しみにしています」
PGAオブ・オーストラリアCEOのギャビン・カークマン氏は、「私は、2021年に再開した『オーストラリアンPGA選手権』は、これから長年にわたり、我々の心に残り続ける」と述べた。
「この2年間は、誰もが、色々な意味であまりに多くのことを乗り越えてきたので、多くの人々がロイヤルクイーンズランドでお気に入りの選手たちを追う姿を目にし、選手たちが競技でプレーする機会を得るのを見るのは、心温まるものでした」
大会のチケットはすでに発売が始まっており、大会開催期間中は、テーラーメイド・パーティ・ホールといったオフコースの催しに加え、地元DJが盛り上げるなか、ホスピタリティテントでは、飲食が楽しめる予定だ。
なお、ロイヤルクイーンズランドGCは、2032年ブリスベンオリンピックにおける男女ゴルフ競技の開催コースとなることが決まっている。