ウェールズのレジェンドサッカー選手がホスト クロッカーは2週連続Vなるか
2022年 カズーオープン
期間:08/04〜08/07 場所:ケルティックマナーリゾート(ウェールズ)
「カズーオープン supported by ガレス・ベイル」で知っておくべき5つのこと
今週のDPワールドツアーはウェールズを再訪し、ケルティックマナーリゾートのトゥウェンティテンコースで「カズーオープン supported by ガレス・ベイル」が開催される。同大会について知っておくべき5つのことは次の通り。
エルビラがタイトル防衛へ
昨年、この大会で劇的な最終ラウンドの末にDPワールドツアー初制覇を果たしたナチョ・エルビラは、大会後に言葉を詰まらせた。それまで6打差のリードを浪費していたスペイン人選手は、最終ホールで3パットするも、気を取り直して臨んだプレーオフで南アフリカのジャスティン・ハーディングを退け、ワイヤー・トゥ・ワイヤーの完全勝利を成し遂げた。ヨーロピアンチャレンジツアー4勝のエルビラは、2年あまりトップ10入りから遠ざかったまま南ウェールズへと乗り込むも、ツアー出場195大会目でチャンピオンとなった。「僕らはこのために練習し、このために努力しているんだ。僕らは勝利を目指しているし、最高の選手たちとプレーするなか、(DPワールド)ツアーで最高のレベルにいるためにプレーしているんだ」。以降、エルビラは今季トップ20入りを3回果たしており、最高成績は3月の「マイゴルフライフオープン」での6位タイとなっている。
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ハウエルがツアー出場700大会を達成
DPワールドツアー5勝のデービッド・ハウエルは、今週のウェールズでツアー出場700大会の節目となる。成功のうちに終わった2004年と2006年の「ライダーカップ」のメンバーでもある47歳は、ツアープロとして27シーズン連続でプレーしている。これまでで最も重要な勝利は、タイガー・ウッズに競り勝った2005年の第1回「HSBCチャンピオンズ」、そして大会制覇後に世界ランキングでキャリアハイとなる9位に浮上した翌年の「BMW PGA選手権」だ。1994年にツアー初出場を果たしたイングランド人選手は、約30年の時を経て、史上3人目となるツアー出場700大会を達成する。かつては、出場706大会のサム・トーランスが長きにわたり史上最多出場記録を保持したが、その後、2020年の「ヒーローオープン」でスペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスが記録を塗り替えている。
「全英オープン」シルバーメダリストがフィールドに
今週は、先月の「第150回全英オープン」でシルバーメダルを獲得したフィリッポ・チェッリが再び英国を訪れ、トッププロに混じってケルティックマナーでプレーする。セントアンドリュースで開催された世界最古のメジャーを通算5アンダーでフィニッシュしたイタリア人選手は、2009年に同大会でベストアマに輝いた同胞のマッテオ・マナッセロの達成を再現した。男子アマチュアランキングで57位につけるチェッリは、かつて元世界ナンバーワンでメジャー4勝のロリー・マキロイも制し、スペイン開催となった今年の「欧州アマチュア選手権」を制覇している。
サッカー界のスーパースター、ベイルが再び大会をサポート
ウェールズのナショナルオープンである「カズーオープン」が、DPワールドツアーのUKスイング第5戦としてトゥウェンティテンコースで開催されるなか、サッカーウェールズ代表キャプテンのガレス・ベイルが2年連続で同大会をサポートする。今年のサッカーW杯で母国代表としてプレーすることになるベイルは、熱心なゴルフファンであり、今年に入ってR&Aのグローバルアンバサダーとして、世界中で新たなゴルフファンを獲得するための任務に就くことが発表された。「昨年の大会は、ウェールズゴルフ界を一層盛り上げるエキサイティングな起爆剤となったけれど、今年はさらに良い大会になりそうだね」と33歳は語った。「このコースは、どんなゴルファーにとっても最高の試練の場であり、僕も一ファンとして、4日間にわたり、素晴らしい舞台で約束された最高のゴルフを見られることに喜びを感じている」
躍動を期すウェールズ勢
ケルティックマナーは、コリン・モンゴメリーが欧州代表を率いて2010年の「ライダーカップ」で勝利した地として、永遠に語り継がれるコース。グレンイーグルスで開催された2014年の「ライダーカップ」で、欧州代表の勝利を確定するポイントを獲得し、その名をゴルフ史に刻んだジェイミー・ドナルドソンは、今週のフィールドに名を連ねるウェールズ勢の筆頭である。来年の「全英シニアオープン」がロイヤルポートカウルGCで開催されることから、スティーブン・ドッドとフィリップ・プライスも、招待選手として自身のナショナルオープンでプレーする。ドッドは2021年「全英シニアオープン」の王者であり、プライスは欧州代表メンバーとして出場した2002年の「ライダーカップ」で優勝メンバーの一員となり、その名を歴史に刻んでいる。