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ウッドがイーグルフィニッシュで勝利を手に

クリス・ウッドは「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」で、ヨーロピアンツアータイトルなしの自らの歴史に終止符を打った。

25歳のイングランド出身は、不安な立ち上がりで3打差のリードを失い、前半終了時には、逆に2打差をつけられた。

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ウッドは何とか戦ったが、パー5の最終ホールではスペイン出身セルヒオ・ガルシアと南アフリカ出身ジョージ・クッツェーに1打差をつけられていた。

ティは55ヤード前へ移動していた。2008年「全英オープン」でアマチュアとして5位、その1年後のターンベリーの全英で3位だったウッドは素晴らしいドライバーショットを放ち、残り202ヤードから6番アイアンで打ったボールは、池を飛び越えてフラッグに向けて真っすぐに飛んだ。

そしてカップの10フィート手前で止まったイーグルパットを冷静に沈め、こぶしを2度振りあげた。そのこぶしには、2位でのフィニッシュが3回、トップ10フィニッシュが19回という、優勝できなかった期間の気持ちが乗り移っていたようだった。

「今日は肩に非常に重たい物が乗っかっているようでした。これからも勝ち続ける事が出来ると感じています。私がどのようにプレーしようとも、非常に難しい戦いになると分かっていました。ヨーロピアンツアーで勝つ事は簡単ではありません」。

「私は過去に何度も優勝のドアを叩きましたが、その時は何も起きませんでした。今日やっと起こりましたね。初優勝、これは非常に名誉なことです。本当に嬉しいです」。

彼は昨年の「タイオープン」でプロとして初勝利を飾ったが、2010年「BMW PGAチャンピオンシップ」での最終日の「77」と、2011年「イバードロラオープン」最終日の「76」で、4打差の首位から優勝できなかった記憶が残っていた。

「気持ちがいいです。いやー、何人も友人がトロフィーを勝ち取っていく中、自分の勝利を辛抱強く待っていたんです。次は自分の番が来るとずっと思っていました」。そして、イーグルについては「良い終わり方だったですね」と語った。

本日「69」で終えたことで、18アンダー、通算「270」となり、公式世界ランクも142位から64位まで上昇した。来月アリゾナで開催される「WGC アクセンチュアマッチプレー選手権」にも参戦する。

クッツェーはこれで21回目のトップ10入りフィニッシュ。本日はイーグルと6バーディを奪い非常に素晴らしい「65」で終えたが、またも惜しいところで優勝を逃した。

最後のバーディは18番ホール、残り5フィートからのパットを決め、1打リードしたクッツェーだったが、ガルシアが最終2ホールをバーディで決め「66」。そこで2名はウッドがどうなるか、座って見ていた。

2番ホール、4フィートからのバーディチャンスを逃し、223ヤードの3番ホール、ティショットを石に当ててしまい、ダブルボギーというスタートから、ウッドは並外れた挽回を見せた。
8番、9番ホール、35フィートと18フィートのパットを沈めて波に乗り、14番ホール、15フィートからのパットは非常にプレッシャーのかかるものだった。

ガルシアはもし今大会で優勝できれば、過去3年間で初の世界トップ10返り咲きというところだった。しかし彼は、今年初のトーナメントを非常にポジティブに捉えているようだ。

「クリスはドライバーも6番アイアンも、非常によくコントロールできていたし、パットも素晴らしかった」とライダーカップのスターは試合後に述べた。

「彼は長い間挑戦し続けていて、勝利を得るにふさわしい選手です。今日の出だしは良くなかったけど、しっかりと立て直して勝ちました。私もベストを尽くしたのですが」。

スウェーデン出身のアレクサンダー・ノレンとイングランド出身のスティーブ・ウェブスターは4位タイ。ジャスティン・ローズは本日「68」で16位、世界ランク4位の座を維持している。

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2013年 コマーシャルバンク・カタールマスターズ



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