R.サントスが地元ポルトガルで連覇に挑む
2013年 マデイラアイランドオープン
期間:05/16〜05/19 場所:サント・デ・セラGC(ポルトガル)
バンシック~7年前の優勝回顧録~
ダニエル・バンシックは、2007年にポルトガルで行われたマデイラ・アイランド・オープンで劇的な7打差をつけた勝利の思い出が、今週、クルーベ・デ・ゴルフ・ド・サント・ダ・セラで開催される大会で、彼自身の復活に勢いをつけてくれることを願っているようだ。
アルゼンチン出身の彼にとって、印象深いツアー初優勝はこの会場だった。その時、彼は「68」で回って2位のデビッド・フロストとサンチアゴ・ルナを引き離して勝利した。
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36歳の彼は、それから2年後、BMWイタリアン・オープンで2勝目を挙げ、その後チャレンジツアーで更に3勝目を挙げ、そこから一気にブレークスルーした。
ブエノスアイレス出身の彼は、6年前のこの地での優勝の記憶をしっかりと呼び起こすことができれば、今週、新たな優勝トロフィーを手にできると信じている。
「ここ(サント・ダ・セラ)に来ると、いつもあのツアー初優勝の素晴らしい記憶が蘇ってくるんだよ」と、現在チャレンジツアーで34位と奮闘中の彼は語った。
「あの時は、全てがとても特別だった。僕はチャレンジツアーで優勝したことはあったけど、このような大きな大会で勝ったのは初めてだったんだ。しかも7打差で勝てたことは本当に素晴らしかったね。こんなことは滅多には起こらないからね。あの時はとてもいい波に乗れて、全てがうまく行くっていう自信があったんだ」。
「僕はここマデイラでは過去に良いプレーをしているから、パットさえきっちり打てさえすれば、ここで勝てない理由はないよね」。
ロバート・トレントによってデザインされたクルーブ・デ・ゴルフ・ド・サント・ダ・セラは、標高が高く丘の多い地形のコースで、とても難しいレイアウトだ。とても調子が良いバンシックは、ここでの挑戦を楽しみにしている。
「僕が前回、ここで優勝した時は、とても寒くて風も強かった。でも昨年ここでプレーした時は、コースコンディションは優勝した時とは随分と違ってとても暖かだった。フェアウェイとグリーンはとても固かったしね。恐らく今年も、同じコンディションだろうね」と、彼は言った。
「僕のゴルフの状態は、2007年当時に比べてもそこまで劣っていない気がする。冬の間の練習のお蔭で、僕のスイングはとても良い状態だよ。練習の成果が出ているから、自分自身でも期待しているんだ」。
総額500,000ユーロの今大会の賞金は、チャレンジツアーのランキングにカウントされる。ゆえにこのツアーで戦う選手たちにとって、この大会はとても大きな意味を持つ。
なぜなら、ここでの優勝は、チャレンジツアーランキングで上位にジャンプアップすると共に、自動的にヨーロピアンツアーへの資格獲得へつながるからだ。
2週間前、降りしきる雨の中のモンテシア・ゴルフ・オープン・プレゼンテッド・バイ・ポラロイドで7打差の優勝を飾ったブルックス・コエプカを含む、今季のチャレンジツアー覇者3人全員が、今週のマデイラ・アイランド・オープンに出場する。
他にも、グハラット・ケンスビル・チャレンジの覇者シブ・カプールとケニア・オープンで優勝したジョーディ・ガルシア、そしてチャレンジデ・マドリッドで優勝したフランコイス・カーメルズらも出場する。