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好スタートに満足するA.ハンセン

「アルストム・オープン・ド・フランス」の初日、アンダース・ハンセン(デンマーク)は、手の負傷やル・ゴルフ・ナショナルの困難なコンディションをものともせず、1打差のトップに立った。

長きに亘った手の問題を解決するため、来週チューリッヒで手術を受ける予定の42歳のハンセンは、最終ホールでバーディを奪い大会初日を「67」の5アンダーで終えた。

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ハンセンは今まで培って来た全ての経験を活かしてバーディを7つ奪い、ボギーを僅か2つに抑えた。そんな中、パリ郊外にあるこのゴルフ場は2018年にこの地で「ライダーカップ」が開催される際に見られるであろう興奮をちらつかせた。

難しい終盤の数ホールで水に落とす選手が続出する中、ハンセンのボギーは1番と8番(パー3)だった。8番ではチップショットがホールの手前10フィートで止まってしまった。欧州ツアー3勝のハンセンはインスタートとなった前半を「31」とし、続く後半は2つのボギーに挟まれるかたちで、5番では8フィート、そして6番では30フィートのパットを沈めてバーディを奪った。

「間違いない。ここはライダーカップにとって最高の開催地だよ」とハンセンは熱を入れて語った。「コースのセットアップはライダーカップにぴったりだ。観戦者も良く見えるようになっているし、終盤のホールも素晴らしいフィニッシュを演出してくれる。最高の大会になるだろうね」。

「ここはタフなコースだ。グリーンは硬めだし、コースに隙が無い。 風がほとんどない状況でもご覧の通り素晴らしいスコアが出ている訳ではない」。

「今日はティからグリーンまでとても安定していた。おそらくグリーンを外したのは2、3回だけだと思う。パッティングもかなり良かったので、全てが自然と上手くいった感じだね。ある時点では、少し楽なように感じたけれど、このコースは油断できないよ。気がついたらボギーを打っているからね」。

欧州ツアー3勝を挙げているハンセンだが、最後の勝利は4年以上前の南アフリカまで遡る。彼は自分の手の事をこう話した。「手術は火曜日だから、早く手術を終わらせて今シーズン終盤に間に合わせたいと思っているよ。もうすぐだからね、早く片付けてしまいたいね」。

「随分と長い間、この手と付き合って来たからね。手術する箇所は3カ所あって、まずはここにある嚢腫をきれいに取り除く。良くなる確率は上手く行けば半々。もう一つは骨を全部取り出して少し切り落とす手術なんだけど、こちらの方は大手術なので6ヶ月は欠場することになる。それをやれば問題が無くなる事を願っているよ。ゴルフボールをあまりに打ち過ぎて消耗してしまっただけなんだ」。

地元フランスの人気選手ロマイン・ワテルは、2009年の大会覇者であるマーティン・カイマーらの一団に1打差をつけ、4アンダーの2位で初日を終了した。

22歳のワテルは、15番と16番で叩いてしまったボギーのダメージを6つのバーディ(そのうちいくつかは驚異的なパッティングで獲った)で最小限に抑えた。

「フランス人の観客の前だけに良い所を見せたいですし、最高のゴルフを見せたいですから感じるプレッシャーもひとしおです」と、今シーズン既にオーストリアでの3位と韓国での4位で印象付けたワテルは述べた。

「自分のベストを尽くすよう、そしてただ目の前にあるショットに集中するよう心がけています。それ以外にできることはありませんから」。

元全米プロ王者のカイマーは9人いる3アンダーのグループの一人で、この一団には前半を「30」の6アンダーとしながらも、あがり3ホールで3つスコアを落としてしまったスコットランドのステファン・ギャラハーも含まれている。

直近のストロークプレーの大会6試合で5度の予選落ちを喫した元全米オープンチャンピオンのグレーム・マクドウェル(北アイルランド)は、初日を「69」でラウンドし、集団の一打後方につけている。一方、世界ランキング5位のマット・クーチャー(米国)の初日は「70」だった。

ル・ゴルフ・ナショナルは、ヨーロッパとアメリカが2年に1度対戦する「ライダーカップ」の2018年大会の会場となるわけだが、このコースの威圧的な終盤数ホールで通常では考えられないような大叩きをした選手の中に、昨年の「メダイナの奇跡」の立役者となった二人のヒーローがいた。

ルーク・ドナルド(イングランド)はオープニングホールとなった10番でバーディを奪い、そのまま18番のティに辿りつくまで1アンダーを保っていたが、470ヤードあるパー4のティショットでフェアウェイバンカーに捕まり、3打目をグリーン周りにある池に入れてしまい、7打のトリプルボギーを叩いてしまった。

元世界ランキング1位のドナルドは、8番と9番でバーディを奪うなど、後半のフロントナインで盛り返しイーブンパーの「71」で初日を終えた。しかし、同組のイアン・ポールター(イングランド)は、「40」と崩れてしまった前半から、2オーバーまで立て直すのが精一杯だった。

前回王者のマルセル・シーム(ドイツ)も同様に、13番と18番で8打叩くなど前半のインで苦しみ「44」とし、フロントナインは10打少ないスコアで上がったものの、それでも初日「78」と出遅れた。

関連リンク

2013年 アルストム・オープン・ド・フランス



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