「ロシアンオープン」が5年ぶりに欧州ツアーに復帰
2013年 M2M ロシアンマスターズ
期間:07/25〜07/28 場所:ツェレエヴォゴルフ&ポロクラブ
欧州ツアー初開催のツェレエヴォゴルフ&ポロクラブ
今週開催される「M2Mロシアンマスターズ」で、欧州ツアーが5年ぶりにロシアの地に戻ってくる。舞台はツェレエヴォゴルフ&ポロクラブだ。
ジャック・ニクラスがデザインしたツェレエヴォゴルフ&ポロクラブは、過去3年間、チャレンジツアーをホストして成功を収めてきた。今週はいよいよ、3年間の勝者たちを迎えて初の欧州ツアーの舞台となる。
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2010年の覇者カルロス・デル・モラール(スペイン)、同じく2011年のサム・リトル(イングランド)、そして2012年のアレクサンドル・カレカ(フランス)はそれぞれ、練習ラウンドを行い、このコースで2度目の優勝を目指す。そしてコースレコードは、2010年の「M2Mロシアンチャレンジカップ」でトミー・フリートウッドが樹立した6アンダーの「66」だ。
このほか2005年の「全米オープン」の覇者マイケル・キャンベル、インドで最も成功しているゴルファーでヨーロッピアンツアーチャンピオンのジーブ・ミルカ・シン、ヘンリー・コットン・ルーキーオブザイヤーに輝き「ポルトガルマスターズ」のチャンピオンとなったトム・ルイス、そして6度のツアーチャンピオンの実績を誇るサイモン・ダイソンらも出場する。
また今大会は、これから台頭してくる若手選手にとって来シーズンの出場権をかけた大切なトーナメントとなる。ピーター・ユーラインがマデイラで、サイモン・ソールントンがセントオマールで成し遂げたように、ロシアの若手が実力をアピールする絶好の場にもなるだろう。
地元ロシアからは、かつてテニスのグランドスラムを達成したベゲニー・カフェルニコフ、アンドレイ・パブロフ、そしてコンスタンティン・リファノフの3名が出場する。この他5人のロシア人アマチュアゴルファーも参戦する。
ロシアはこの数年に渡って、多くのゴルファーを輩出している。その筆頭格には2012年の「アイルランドオープン」と今年の「アブダビHSBCゴルフ選手権」を制したジェイミー・ドナルドソンがいる。彼のキャリアは2002年のロシアのチャレンジツアーでの初優勝からはじまった。
前回「M2Mロシアンマスターズ」が欧州ツアーとして開催されたのは、スウェーデンのミカエル・ランドバーグが優勝した2008年にさかのぼる。この勝利は彼が2005年にこの大会で初優勝を飾って以来のもので、彼は今年も勝利してツアー初の同一大会3度目の優勝という金字塔を打ち立てたいところだ。実はこのランドバーグは、自身のツアー初優勝と2度目の優勝を同一大会で飾っている選手だ。
ジャック・ニクラスがデザインしたこのツェレエヴォゴルフ&ポロクラブは、豊かな森林に沿ってカーブを描き、コースのあちこちに点在する池が選手たちを待ち構える威厳高きコースだ。このコースは評判が高く、過去3年間プレーした選手たちから、ツアースケジュールの中で最も素晴らしいコースのひとつだったという素晴らしい評価を得ている。