今季メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」の組み合わせが発表
2013年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/08〜08/11 場所:オークヒルCC
ウェストウッド、もう一度メジャー初制覇へ
全米プロゴルフ選手権の初日、イングランドのリー・ウエストウッドは首位と1打差でラウンドしたが、つい最近、メジャー初制覇を逃したという“傷痕”は消えていないようだ。
雨で柔らかくなったオークヒルGCで、アメリカのジム・フューリックとマスターズの覇者アダム・スコットが、あと1打でコースレコードという5アンダーの「65」で回った。続くウェストウッドは、カナダのデビッド・ハーンと共に1打差につけて3位タイ。欧州ツアー勢ではトップとなっている。
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初のメジャー大会制覇を目指すウェストウッド。今大会は63大会目の出場となる。ミュアフィールドで開催された全英オープンでは、10度目のトップ5入りを果たしたが、最終日はフィル・ミケルソンに2打差をつけてリードを保っていた。
40歳になるウェストウッド。大会初日は、ノーボギーの「66」と自身同大会ベストスコアの成績を叩き出し、再びメジャー制覇への礎を築いた。すぐ下位には、欧州ツアー勢で同じイングランド出身のポール・ケーシー、オーストラリアのマーカス・フレーザーらが3アンダーの好成績で並ぶ。
「メジャー大会に照準を合わせて調整をしてきたから、今大会で良いスタートを切ることが出来て嬉しい」とウェストウッドは語る。
「全英オープンを終えて、結果を悲観的に捉えることもできたけれど、ゴルファーとは、そこから役に立つ要素を取り出して、進歩しようとするものだ。先週の世界ゴルフ選手権では多少反動があって苦しんだ。それから再度、今大会に向けて気持ちを集中させた。かなり落ち着いて、気持ちのコントロールができるまでになったよ」。
世界ランク1位のタイガー・ウッズは2008年の全米オープン以来となる15度目のメジャー大会優勝を狙う。ところがこの日、インスタートのタイガーは最初の6ホールを終えた時点では2アンダーとするも、最終ホールの9番でダブルボギー。1オーバーで終えている。
全英オープン覇者のミケルソンも、1オーバーの「71」でタイガーと同じ末路を辿った。もっともミケルソンの最終ホールは18番だったが。その一方で、前回覇者のロリー・マキロイは、最初の4ホールで3つのバーディを奪い「69」で終えた。全米オープン王者のジャスティン・ローズは最終ホールをボギーとして「68」をマークした。
ウェストウッドは、バック9でのチャンスを確実にものに出来ていれば、難なく首位に立っていただろう。荒天による70分の中断の後、13番ホールでは5フィートからの一打でミスをした。
「ちょっと不運だったよ。ボールマークした時、グリーン上にスパイクマークがあるのに気が付いたんだ。雨でだいぶ平らになると思ったんだけど」とウェストウッドは付け加える。
「でも、(中断から)再開してからもスパイクマークは残っていたんだ。ボールはそこに当たって左に逸れたよ。でも17番ではバーディが取れて良かった。結果として、ノーボギーの「66」は、最高のスタートになったよ」。
フレーザーは、1番ホールと2番ホールで連続ボギーを叩いてスタートするも、5つのバーディで挽回した。「良かった。あの時はコースに出て、自分の持てる全てを出し切ったよ。少し苦んだけれど、全てが結果につながった」とフレーザーは振り返る。
第3グループで回っていたケーシーは、7時35分にスコア「67」でホールアウト。その後でウェストウッドに抜かれるまではイギリス勢のトップを走っていた。
元世界ランク3位のケーシーは、調子を落とし、同ランク169位に低迷するも、今年6月のアイルランドオープンで優勝を果たした。今大会の初日は、5つのバーディと2つのボギーを記録。初日を「79」、2日目を「85」として予選落ちした1年前とは明らかに異なっていた。
昨年、カイワーアイランドで8打差をつけて優勝したビデオを見てイメージを高めていたというマキロイは「立ち上がりから好調だったけれど、10番と11番のボギーが勢いを止めてしまった」と語った。「中断後の、12番のバーディは良かった。でもラスト4ホールはかなり厳しかった。だから1アンダーは思ったより悪いスコアではない」と振り返る。
ミケルソンの全英オープンでの優勝に続いて、2人目となる43歳での優勝を目指すジム・フューリックは、一時は6アンダーの「64」のコースレコードタイとするも、最終9番でボギーを叩き5アンダーの「65」でホールアウトした。
またスコットは、前半を5連続のバーディのスコア「30」で折り返し、14番を終えて6アンダーを記録。この時メジャー大会初日としての新記録「62」を達成するのではないかとの期待がかかったが、16番でボギーを叩き実現はならなかった。
スコットは「スコア『65』で回れたのだから不満を覚えることなどないよ。でも中断があったことと、その後のパー3で233ヤードでの1打目は心残りだね」と語った。
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