ライダーカップレースは、マギンリーが先頭を切ってティオフ
2013年 ISPSハンダ・ウェールズ・オープン
期間:08/29〜09/01 場所:ケルティックマナー・リゾート
ISPSハンダゴルフクリニックが大成功を収める
水曜日、イングランドの元ラグビー選手マイク・ティンダルと「ISPS ハンダ・ウェールズ・オープン」のディフェンディングチャンピオンであるトンチャイ・ジェイディ(タイ)が見守る中、目の不自由なゴルファー達や、ほかの障害を持つゴルファー達がこの美しいセルティックマナー・リゾートで最高級の指導を受けた。
ISPSハンダPGAアカデミープログラムの一環として、合計7名のゴルファー達がゴルフアカデミーのPGAプロのクレッグ・トーマスからショートゲームとロングゲームの手ほどきを受けた。
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ISPSの会長で日本人の慈善家でもある半田晴久博士は視覚障害者やほかの障害を持つ者にもゴルフがプレーできるようにするキャンペーンを休みなく続けた。そして去年に第一回を開催して以降、このプログラムはどんどん育って行っている。
晴れ渡る真っ青な空の下、ジョーダン・ロッサー、サイモン・ウィルコック、ジョン・イアキン、リチャード・ソンダース、デーブ・ウォーターハウス、クリス・フォスター、そしてキース・デイビースにとって、公式のプロアマ大会でのラウンドを含む「2010練習場」での一連のクリニックは忘れ得ぬ日となったであろう。
グローチェスター出身のプレーヤー兼コーチのマイク・ティンダルはこうコメントしている。「ISPSハンダがやろうとしている事は素晴らしい。パラリンピックへのゴルフの参加を推進する事だけではなく、それより目の見えない人達やほかの障害を持つ人達が再びスポーツを楽しめる様にするために彼らがやっている全ての事が素晴らしいのです」。
プロアマでスコット・ジェイミソン(スコットランド)と組んだティンダルは目隠しをして自分の腕前を披露した。そして目の見えないゴルファーや障害を持つゴルファー達を賞賛した。
「私にとっては完全に未知の感覚でした。それでもスポーツをやろうと思う、そんな障害を持つ人達はすごいと思います。脱帽です」。
「ISPSハンダPGAアカデミープログラムのおかげで目の見えないゴルファー達や障害を持つゴルファー達がプレーできる場所があるのは良い事ですね。特に若いゴルファー達にとってはね」とティンダル。
今回のクリニックのねらいは、力を抜いて楽しめる試合環境で、楽しみながら、ゴルフの一番大切な部分を上達させる事だった。
視覚障害などを持つ者のゴルフへの注目度を上げようと、プログラムにたゆみない努力を注いで来たクレッグ・トーマスは、ゴルファー達に一生忘れない体験を提供できたことに価値を感じている。
「『ISPSハンダ・ウェールズ・オープン』でプロのゴルファー達と一緒にいられる事は彼ら(クリニック参加者)にとっては忘れられない経験となるでしょう。クリニック参加者の多くは、昨夜興奮のあまり眠りにつけなかった様です。この様な舞台で視覚障害などを持つ人たちのゴルフがどれだけ進化しているかをお見せできたのは素晴らしい事です」。
クリニックの参加者の一人にパラリンピックへの出場を惜しくも逃したクリス・フォスターがいた。片足しか無いクリスは2008年のオリンピック直前に負傷し、それと共に水泳の金メダルへの夢も打ち砕かれた。しかし今の彼はPGAプロの資格を取ろうと心に決めている。
「私はチームスポーツも好きですが個人競技の方がどちらかと言うと好きですし、いい成績を上げる為に必要なハードな練習が好きです。私は去年ハンディキャップを9まで減らしました。私のコーチには、将来プロになって障害者専門のコーチになりたいと話しました。その目標に向かって今頑張っています」とクリスは語った。
「視覚障害などを持つ人達のためのゴルフを普及する為に、ISPSハンダがやっている事は最高です」と彼は言う。「我々に専門的知識を提供し、私達や他の者達にゴルフを楽しむ機会を与えてくれているのです」。
木曜日の現地時間7時25分に始まる「ISPSハンダ・ウェールズ・オープン」は、2014年ライダーカップの欧州チームをキャプテンとして率いるポール・マギンリー(アイルランド)のティオフと共に、ヨーロッパ代表チームへの選抜争いが始まる。
欧州チーム選抜レースに挑むプレーヤー達にルール説明をする為、マギンリーはセルティックマナー・リゾートに訪れた。選抜方法はヨーロピアンポイントリストから上位4名とワールドポイントリストから上位5名の計9選手が自動的に選出され、残る3選手はマギンリーが推薦して決める。
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