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快適な自宅での充電にものをいわすコルサーツ

ニコラス・コルサーツ(ベルギー)はどれだけ自宅で過ごす時間がゴルフに良い影響を与えるかを「イタリアオープン」初日に首位に立つことによって証明した。

コルサーツは先週の「KLMオープン」を風邪のために棄権することを余儀なくされた。しかし、母の介護のかいあって素早い回復を遂げると、ライダーカップスターの彼はトリノGCでリカルド・ゴンザレス(アルゼンチン)とマクシミリアン・キーファー(ドイツ)に並ぶ7アンダーの「65」をマークした。

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「家に帰って母親に見守られてから臨む試合に勝るものはないよ」とコルサーツ。「僕はオランダのゴルフを自宅のソファーに座って観ていたんだ。ソファーの上で母に面倒見てもらうなんて本当に幸せだった。そこはやっぱり僕にとって最高の場所だったよ」。

出だしの10番ホールでのボギーの後、コルサーツは連続6バーディを記録した。

コルサーツは18番でもバーディを奪うと、バックナインでは8連続パーの後の最終ホールでバーディを記録した。

「最初の10番ホールでのボギーは別として、すごくいいスタートが切れた。前半9ホールはちょっと飛んでいるような感じだった。ただ、簡単なパー5の1番ホールではバーディをとれなかった。手にはウェッジを持っていながら寄せきれず、獲るべきだったバーディを逃してしまったことが何回かあった。でも、バーディフィニッシュのいいラウンドができたから嬉しかったよ」とコルサーツは語った。

「本当は8、9アンダーくらいのスコアになるはずだったんだけど、後半の9ホールが雑になってしまった。バーディを決めて低いスコアで上がるには長過ぎるパットを残してしまった」。

ゴンザレスはグレンイーグルスでの「ジョニーウォーカー選手権」で2位となって以来3連続で予選落ちしていたが、この日は6バーディ、1ボギーと安定しており、12番ではイーグルを奪った。

「完璧に打てたよ。ティショットはたった2つしかミスしてないからね。それからフェアウェイとグリーンにボールを乗せることができ、いいパットも決められたから、今日は『65』のスコアなんだ」。

「ここ2、3週間はリラックスしようとしていたんだけれど、少し緊張してプレーしていたね。火曜の練習では〝おい、リラックスしろ″って言い聞かせて、それがうまくいったようだね。とってもいい気分だよ。これから3日間がどうなるか期待しているよ」。

キーファーは最終ホールで、決めれば単独首位となる25フィートのバーディパットを外してしまったが、その後しっかりとパーパットを沈め、8バーディ、1ボギーで初日のラウンドを終えた。

23才の注目すべき欧州ツアーのルーキーは、現在「レース・トゥ・ドバイ」のランキングで77位につけており、今週は良い順位で終えてランキングを60位以内まで押し上げ、DP世界ツアー選手権への出場を果たしたいところだ。

キーファーもトーナメントへの準備をする過程で風邪の影響で苦しんでおり、首位に並ぶ選手たちの中で、寝込んでいたのはコルサーツだけではなかった。
キーファーは、「とっても嬉しいよ。『65』はすごくいいスコアだからね。ここ数週間はうまく打ててなかったし、風邪もひいていたから、ここへ来るにあたってあまり状態は良くなかったんだ」と語った。

「特に多くは期待していなかったし、とにかくショットを打つことに集中したんだ。良いスコアを出すことは精神的にいいね。うまくプレーできて良いスコアで上がれるといつも気分がいい。だから次の3ラウンドも良いラウンドになればと期待しているよ」。

オーストラリアのマーカス・フレーザーは1打差の「66」で2位につけ、それをイングランドのスティーブ・ウェブスターとアイルランドのデビッド・ヒギンスがともに5アンダーで追っている。

地元の人気選手フランチェスコ・モリナリは好調なスタートで「68」、同じくイタリアのスター、マッテオ・マナッセロは2アンダー「70」の成績。4ヶ月ぶりの試合となった南アフリカのレティーフ・グーセンも同じく「70」で初日を終えた。

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