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完璧なゴルフでフレイザーが首位に浮上

「イタリアオープン」最終ラウンドに向け、オーストラリアのマーカス・フレイザーが1打差の首位に立ったが、背後にはライダーカップのスター選手であり好調を維持するニコラス・コルサーツ(ベルギー)とフランチェスコ・モリナリ(イタリア)が迫っている。

フレイザーは3日目のスコアを「68」とし、地元で一番人気のモリナリ、飛ばし屋のコルサーツ、そしてスウェーデンのヨアキム・ラガーグレンらと1ストローク差の通算11アンダーで首位に浮上した。

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わずか8歳でトリノ・ゴルフクラブのメンバーとなったモリナリは、首位タイでスタートした3日目は出だしのパー5でピンそば2フィートにつけるチップショットからバーディを奪う理想的なスタートを切ったが、その後は7ホール連続でパーとなり、9番ホールではボギーを叩いてしまった。

30歳のモリナリはバックナインでもバーディを奪ったのは14番の一つのみとなり、「71」で3日目を終了したが、彼は母国での2度目の戴冠に向け、最終ラウンドはもっとアグレッシブにプレーする事を約束した。

「今日は最初の2ラウンドとは全く違った」とモリナリは述べた。「最初の2日間ほどピンに絡んではいなかったけれど、それでも僕にとっては今週初のボギーなしのラウンドになってもおかしくなかった。ただ、9番でボールの後ろに泥が付着したのはアンラッキーだった」

「もう少しアグレッシブにプレーしても良かったと思うけど、まだ明日が残っている。まだトップ争いに入っているし、明日は良いプレーをするよう頑張るよ」

今週、絶え間なく受け続けている多大な応援に付いてモリナリはこう答えた。「まったく素晴らしいよ。ここイタリアにこれだけ多くの人間が集まった所をこれまで見たことがないね」

「本当に素敵だよ。しかも皆、僕の事を応援してくれているなんて。今日は初めの2日間程喜んでもらえなかったかもしれけれど、明日はもっと楽しんでもらえる様に頑張るよ」

モリナリは地元という点で有利かもしれないが、6番でチップインバーディを奪ってから波に乗ってボギー無しのラウンドを披露したフレイザーも居心地は良さそうだ。

「メルボルンに移住する前に私が育った土地に似ています」と35歳のフレイザーは語った。彼は今季4月に行われた「バランタイン選手権」でプレイオフの末、惜敗している。

「私は狭く、木々の立ち並ぶ、グリーンの小さいゴルフコースで練習して育ち、グリーン回りでプレーを生かす事と短いショットを打つ事に力を入れていました。ここではまさにそうした技術が求められるのです。このコースは素晴らしいゴルフコースです。シーズン中毎週ここでプレーしたいくらいです」

先週インフルエンザのため、「KLMオープン」を1ラウンドで棄権せざるを得なかったコルサーツは、最終ホールの3パットのボギーさえ無ければフレイザーと並んで首位に立っていたはずだった。

「プレー自体はまあまあでした。いくつかのチャンスを活かせなかった事と最後のホールでミスしたので『70』というのは妥当なスコアです」と世界ランキング54位の彼は述べた。「フラッグに寄せたい所まで近づけられていないのはコントロールが望み通りいっていないからです」

「ショートアイアンでも寄せきれないことがありますが、パッティングはいい感じだし、低いスコアが可能なのは初日(『65』をスコア)に証明されています」

この日のベストスコア「67」を記録した一人にラガーグレンがいる。一方、2ラウンド終了時点で首位に立っていたサイモン・ソーントン(アイルランド)とフェリペ・アギュラー(チリ)は共に「72」でラウンドし、首位からは2ストロークのビハインドとなった。

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