舞台はオーストラリア 豪州勢が米の刺客を迎え撃つ
2013年 ISPS HANDA パースインターナショナル
期間:10/17〜10/20 場所:レイクカリーニャップ CC
パースにて緊張感高まる選手達
2013年シーズンの最終戦であり、選手達が来季ヨーロピアンツアーへの生き残りをかけて戦う舞台が、「ISPS HANDAパースインターナショナル」だ。
レイクカリーニャップ CCで行われるこの大会は、ファイナルシリーズ前の最終戦。つまり、現在レース・トゥ・ドバイランキングで110位外もしくはその付近にいる選手にとって、2014年シーズンのヨーロピアンツアー出場資格を争う最後のチャンスとなる。
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ランキング上位110位以内の選手のみが、来年度の出場資格を確保することができる。現在、109位につけるイングランドのリチャード・ブランドにとって、ここオーストラリアでどんなパフォーマンスを見せるかは非常に重要だ。前週の「ポルトガルマスターズ」では最終ラウンドで6アンダー「65」をマークし、26位タイでフィニッシュ。ヨーロピアンツアー自身9年連続出場に向け、自信を持ってプレーしている。
「ポルトガルでの最終ラウンドはかなり大きかったよ」。昨シーズン、最後のスポットに滑り込み今季の出場権を確保した40歳のブランドは話した。「この状況下で、最後の45ホールをボギーなしでプレーしたことは誇りに思う」。
「去年そこでプレーしたとき、とても良いコースだと感じたし本当に気に入ったよ。先週は、上位110位圏外の選手で良いプレーをしていた選手もいたけど、日曜日のラウンドによって僕は楽になったと思う」。
「パースでまだやらないといけないことがあるけど、今の調子ならできない理由がないね」。
「今年はタフな一年だった。何の怪我もなくプレーできた週なんてなかったと思うし。シーズンの終わりには右膝の手術をする予定だ。今年初めには、重複性の骨盤骨折もやった。40歳にもなって、僕の体は悲鳴を上げているんだ!」。
ブランドの後ろには、南アフリカのジェームズ・キングストン(111位)、アイルランドのピーター・ローリー(114位)そしてアイルランドのディヴィット・ヒギンス(115位)らが控え、現在ブランドが手にしているポジションを狙っている。
他にも、スウェーデンのジョエル・ショーホルム(150位)、イングランドのジェームズ・モリソン(138位)、そしてイングランドのオリバー・フィッシャー(122位)らはもう一踏ん張り必要だが、200万ドルの賞金も含め、誰もが貪欲にプレーするだろう。
多くの選手達がまた、「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」の出場権を得るランキングのトップ60に入ることを目標に、パースでの戦いに臨む。
ダニー・ウィレットは70位、ロス・フィッシャーは65位。ジャスティン・ウォルターズは母親の死の直後に迎えた「ポルトガルマスターズ」で2位に入り、ランキング126位から71位まで浮上、力強くシーズンを締め括ることを誓っている。