R.サントスが首位発進 地元出身マルロイが1差2位に続く
2014年 アフリカオープン
期間:02/13〜02/16 場所:イーストロンドンGC(南アフリカ)
チャンスをものにしたサントスが首位に
イーストロンドンGCで開催されている「アフリカオープン」は初日を終え、ノーボギーの「62」でラウンドしたポルトガルのリカルド・サントスがトップに立った。
2012年に母国の「マデイラアイランドオープン」で優勝し、その年のサー・ヘンリー・コットン最優秀新人賞に輝いたサントスは、9バーディ、ノーボギーの9アンダーで初日をラウンドし、ガース・マルロイ、リース・デービース、ルーカス・ビエルゴール、そしてリチャード・ブランドに2打差をつけた。
<< 下に続く >>
31歳のサントスは昨年のこの大会でトップ10入りするなど、南アフリカではここ5大会でいずれも30位以内に入っており、自身のヨーロピアンツアーのキャリアで最高スコアタイとなったこの初日のスコアが勝利へ繋がることを願っている。
「今日はしっかりとプレーすることができ、多くのバーディチャンスを生み出すことができたし、そのチャンスを多くものにすることができた」とサントス。「今日のような勢いのあるゴルフができてすごく満足している」。
「ティからグリーンにかけて正確なショットを打つことができたし、パットも素晴らしかった。9アンダーで回るには最高のゴルフをしないといけないから、今日は自分のゴルフの全てに満足しているよ」。
「ここは風が吹くとタフなコースになるけれど、今日はフェアウェイをキープできれば好スコアを出すチャンスがあったね」。
「マデイラでは9アンダーでラウンドして、それが勝利に繋がったのだけれど、その時は『63』だったんだ。あそこはパー72だからね。今日は間違いなくこれまでで最高のゴルフの一つだね」。
「ピンに寄せることができたし、フェアウェイも外さなかった。このコースではそれが鍵だね」。
南アフリカ勢トップの位置につけたガース・マルロイは、地元の大会を席巻し続けている南アフリカ勢による覇権の維持を目論んでいる。
先週の日曜にジョージ・クッツェーが「ヨハネスブルグオープン」を制したことにより、南アフリカで開催されたヨーロピアンツアーの大会では、ここ12回のうち南アフリカ勢が優勝した大会は9回となった。また、過去4回の「アフリカオープン」のトロフィーはいずれも南アフリカ勢の手へと渡っている。
マルロイは初日を1イーグル6バーディ、1ボギーの7アンダーでラウンド。一方、リース・デービースは1番でいきなりボギーをたたくも、その後は盛り返しを見せ、16ホールで8つのバーディを奪うことに成功した。
多くの選手たちが今日の穏やかなコンディションと、全長僅か6,632ヤードという利点を生かしてスコアを伸ばす中、ノーボギーで回ったリチャード・ブランドも、3番でイーグルを奪い、5つのバーディを奪ったバックナインを「30」でラウンドするなど、初日を終え好位置につけた。
このコースの全長は、近代的なゴルフコースの水準からすると、非常に短いものであり、それに加え、今週はこれまでのところ近接するインド洋からの風の影響もないとあって、かつての全英王者であるルイ・ウーストハイゼンが2012年にこの大会を優勝した際に記録した最高通算スコアである通算27アンダーの再現も十分に可能な展開となっている。
「こういう形で1週間をスタートできるは、いつだって良いものだよ」とマルロイはラウンド後に語った。「ここでこういう天候になることはまずないからね。別に文句を言っているわけじゃないんだけれどね。好スコアの条件は整っているから、あとはパットを決めるだけだ」。
「この位置には満足している。初めの9ホールはまあまあという感じだったけれど、次の9ホールでは幾つかパットが決まり波に乗ることができた」。
「コースの前半には幾つか短いパー4があるので、ショットさえ良ければ簡単にバーディが奪えると思う」。
2010年にモロッコで優勝を飾ったデービースだったが、その後は苦しみ2012年にシード権を失うと、昨年もチャレンジツアーにて惜しくもヨーロピアンツアーへの昇格を逃している。
ウェールズ出身のデービースは、「ここ2年ほどは最高の状態というわけではなかった。それだけに、こうして良いラウンドが消化できたのは本当に嬉しい」と述べた。
「今朝は快調な出だしで、それを楽しめたし、明日も同じようにプレーできるようトライするよ」。
Qスクールから出場した4人の米国人のうち、ジョン・ハーンとブリンソン・パオリニの2人が通算6アンダーのグループにつけた。このグループには最終ホールでバンカーショットを直接ホールインし、初日を「65」でラウンドした昨年2位のグレゴリー・ボーディもつけている。