昨年覇者のルイテンが首位と4差5位浮上 ヒメネスは37位に後退
2014年 ライオネスオープン powered by グリーンフィニティ
期間:06/05〜06/08 場所:ダイヤモンドCC(オーストリア)
更なる好調にも驚きを見せないルンドベリ
2014/06/07 08:09
「ライオネスオープン」2日目を終え首位に立っているミカエル・ルンドベリは、自身が首位に立っていることについて「別に驚くべきことではない」と言い切った。
理想的なコンディションとなった午前のラウンドの利点を最大限に活かしたスウェーデンのルンドベリは、スコアを通算9アンダーまで伸ばし、自身にとって6年振りとなるヨーロピアンツアーでの勝利へ向け大きく前進。初日の「67」に続きダイアモンドCCでの2日目を「68」でラウンドしたルンドベリは同組でラウンドしたリー・スラッテリーに1打差をつけている。
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「序盤で良いショットを多く放って、パットもいくつか決めることができたので、そこで弾みをつけることができた」とルンドベリ。「ウェッジの距離感がピタリと来ていると、気分がいい。パッティングにかかるプレッシャーがだいぶ軽減されるからね」。
「ラウンドの終盤になるにつれ次第にタフになっていった。コースは終盤に向けてとても硬く、そして速くなっていったからね。傍目には簡単にやっているように見えるかもしれないけれど、全然そんなことないんだよ」。「ここ何週間か、新しいコーチのニール・ジョーダンとの取り組みがとても上手く行っていて、結果として自分のゴルフが大幅にソリッドに感じられるようになったんだ。だから、ここでこんなに良いプレーができるとは思われてなかったかもしれないけれど、僕には驚きじゃないんだよ」。
初日を終えイングランドのアダム・ギーと首位で並んだルンドベリは、金曜のプレーが始まると後続を引き離すのに多少手間取った。2005年と2008年の「ロシアオープン」で優勝を飾っている40歳のルンドベリは出だしの2ホールをパーとしたのだが、3番でスピンの効いた2打目のショットをピンそば数十センチに寄せると、そこから4連続バーディを奪い4打差の首位へと躍り出た。
ここ2年ほどトップ10入りを果たせておらず、3年連続してQスクールからツアーの出場権を獲得しているルンドベリは、チップショットをしくじった8番でこの日初のボギー。10番ではグリーンを捕え切れなかったもののパーをセーブしたが、同じホールでスラッテリーが4.5メートルのバーディパットを決めたため、リードは2打差まで縮まった。12番で9メートルのバーディパットを沈めたルンドベリは再度差を広げることに成功したが、素晴らしいショットでグリーンを捉えた次のホールで僅かのところでバーディを逃すと、その後もスコアを伸ばせずにこの日のラウンドを終了した。
スラッテリーは2日目を1イーグル、5バーディ、1ボギーの「66」でラウンドし、パラグアイのファブリシオ・サノッティが通算7アンダーでこれに続いており、更にその後方の通算6アンダーには2日目を「68」でラウンドした韓国のキム・シウァンがつけており、その一打後方にはノーボギーの「67」で2日目をラウンドした前回王者のジュースト・ルイテンが続いている。
「素晴らしいラウンドだった」とスラッテリー。彼は3年前にスペインでヨーロピアンツアーでの優勝を果たしている。「今日もちゃんとしたスタートを切ることができ、そこから駆け抜けた。重要なところで寄せてパーセーブをすることができたので、勢いを保つことができた」。
「ここはトリッキーなコースで、全てのホールに大惨事の可能性が潜んでいるから、絶対に行き過ぎるプレーをしてはいけないんだ」。「ここではボールをコントロールし、正しいところへ乗せなければならないという古典的なゴルフが求められる。そういうのは僕に合っているから楽しんでいるよ」。
勝利への望みを繋ぐラウンドに喜色を滲ませたルイテン。ここでのタイトル防衛が叶えば「ライダーカップ」出場の望みが一気に高まるだろう。「5アンダーには満足している」とオランダ出身の28歳。「幾つか良いパーセーブがあったのだけど、それこそがこのコースで必要とされることだからね。バーディが狙いに行けない場合もあるから、そういう時は賢くプレーしてパーをセーブしないといけないね」。
「これで優勝争いに加われるし、それが今日の目標だった。首位との差を縮めようというのがね。まだ36ホール残っているから、この先は様子を見てみることにするよ」。
地元の優勝候補であり2011年の大会王者であるベルント・ウィスバーガーは2日目を「70」でラウンドし、通算3アンダーで週末を迎えることになった。一方、5ホールの間に3つのダブルボギーを叩いたミゲル・アンヘル・ヒメネスは通算1オーバーまでスコアを落とした。
今日一番のカムバックを見せたのはオーストラリアのブレット・ラムフォードだった。彼は出だしの4ホールを5オーバーで回るも、その後の14ホールを7アンダーで回って2日目のラウンドを「70」とし、通算1アンダーまでスコアを伸ばすことに成功した。
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