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劇的な優勝を遂げたルンドベリ

プレーオフ1ホール目で12メートルのバーディパットを決めたミカエル・ルンドベリが地元での2勝目を狙ったベルント・ウィスバーガーを退け「ライオネスオープン」を制覇した。

ダイアモンドCCでの最終日は、猛チャージをかけたルンドベリが「65」でラウンドし、残り3ホールでの1打差のリードを守り切れなかったウィスバーガーが「69」でラウンドし、共に通算12アンダーで72ホールを終了した。

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パー3の18番で行われたプレーオフでは、ティショットを打ち終えた時点では、ルンドベリがほとんど見込みのないバーディパットを決めるまではウィスバーガーが優位に立っていた。

5.5メートルのパットを決め損なって勝利を逃したウィスバーガーは、これで「全米オープン」初出場へ向け必須条件となる世界ランキング60位以内を自力で決めることができなくなった。優勝していればパインハースト行きを決められていたところだったが、28歳のウィスバーガーが「全米オープン」に出場できるかどうかは、米PGAツアーの「フェデックス・セントジュードクラシック」の結果次第だ。

最初の2日間を「67」と「68」でラウンドし、大会折り返し地点で首位に立っていたルンドベリは、土曜日を「76」でラウンドしたため、代わって首位に立った前回優勝のジュースト・ルイテンから6打差で最終日をスタートした。

40歳のルンドベリは、出だしの5ホールで4つのバーディを奪う快調なスタートを見せ、8番でボギーを叩くも、11番からの5ホールでさらに4つのバーディを奪い、暫定首位でクラブハウスへと引き上げ後続を待つ展開となった。

「今日は出だしの数ホールで良いスタートを切ることができた。そこで幾つか素晴らしいパットを決めることができ、それが全てに対する考え方を変えたね」とルンドベリ。彼はこれまで2005年と2008年にロシアでヨーロピアンツアー優勝を飾っている。

「プレーオフについては見ての通りさ。僕は良いショットを打つことができず、ブレントは素晴らしいショットを打ったけれど、それがゴルフというものだ。幸運なことに、僕は72ホール目でもほとんど同じようなパットを打っていたから、あそこからのラインは何となく掴んでいたんだ。それにしてもあのパットが決められてよかった」。

「自分のゴルフに徹し、リーダーボードは見ないようにしていた。素晴らしい選手たちがプレーしていたし、彼らはパー5を残しており、そこでバーディを奪ってスコアを伸ばしてくると思っていたからね。だから、できる限り良いスコアを出して、それで上位を伺えればと思っていたんだ」。

「ここ4年間はツアースクールへ出場権を獲りにいかなければならなかった。それを考えると、素晴らしい結果だよ」。

ウォルトンヒースで行われた「全米オープン」予選会には出場せず、この大会に全ての望みを託したウィスバーガーは、「今週の自分自身は誇りに思える。最高の結果ではなかったにせよ、良いプレーはできた」と述べた。

「『全米オープン』でプレーするチャンスに恵まれれば素晴らしいことだし、もしそうなれば好調のまま大会に臨める」。

「良い形でリードしていたし、すべては僕の手に委ねられていたのだけれど、自分から手放してしまった」と2012年にこの大会を制しているウィスバーガーは述べた。「ひどいショットを5打も打った16番が高くついてしまった」。

「プレーオフではこっちの方が良いショットを打ったけれど、彼が素晴らしいパットを決めた。彼はしばらく優勝から遠ざかっていたけれど、彼は勝者に相応しいよ。僕は勝ち癖を少し失ってしまったけれどね。今朝、プレーオフに出られるという結果を予め提示されたらそれを飲んだだろうけれど、今になってみると少し残酷な結果になってしまったね」。

出だしでウィスバーガーがバーディを奪い、ルイテンが2番でボギーを叩いた為、ルイテンが築いた2打差のリードは早くも2ホール目で消滅し、その後、両者は互いに譲らずにバックナインへと突入した。

10番、13番、そして15番でバーディを奪ったウィスバーガーが勝負を決めたかに見えたが、パー5の16番でボギーを叩いて勝負の行方を分からなくするも、続く17番ではドライバーのティショットを大きく曲げながらも隣接する10番のフェアウェイまで転がるという幸運に助けられた。

上がり3ホールでバーディを奪えなかったルイテンはプレーオフ進出に届かず、最終日は残念な「72」。それでも「ライダーカップ」出場へ望みを繋ぐ単独3位で大会を終えた。1打差でイングランドのリー・スラッテリーがこれに続いた。

「良いプレーができなかった。きっかけが掴めず、思うように行かなかった。ついていない一日だったね」とルイテン。「2打差でリードしていれば、そのまま勝ち切りたいと思うものだし、それができなかったのだからがっかりしているよ」。

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