イロネンが7アンダーで首位発進 マキロイは出遅れる
2014年 アイルランドオープン
期間:06/19〜06/22 場所:フォタアイランドリゾート(アイルランド)
終盤の猛チャージでイロネンが首位に
「アイルランドオープン」初日はフォタアイランドリゾートのコースレコードとなる「64」をマークしたミッコ・イロネンが2打差の首位に立った。
フィンランド出身の35歳は8バーディ、1ボギーの7アンダーで初日をラウンドし、ドイツのマルセル・シーム、かつての欧州ナンバーワンのロバート・カールソン、そしてその同胞のスウェーデン人、マグヌス・A・カールソンに2打差をつけて単独首位に躍り出た。
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前半を「32」の3アンダーで折り返したイロネンは、彼にとって10番目のホールとなった1番で、ウェッジを手にしながらもグリーンを捉えきれずにボギーを叩いた。
しかし、来月「全英オープン」が開催されるホイレイクで2000年に開催された「全英アマチュア」のタイトルを獲得した経験を持つイロネンは、現在、公式世界ゴルフランキングでトップ50入りを目指しており、その後は終盤の7ホールで5つのバーディを奪ってそのチャンスを大きく広げた。
「今日はスロースタートだったね」とイロネン。彼は今年序盤の「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」でプレーオフの末、セルヒオ・ガルシアに敗れている。
「出だしの4、5ホールは全くエンジンがかからない感じだったけれど、我慢していたらバーディが続くようになった。なんだかんだで、いくつか良いパットが打てるようになったので良かったよ」。
後半を「29」で回るチャージを見せたシームは、14番の第2打を僅かのところで直接カップイン仕損なうなど、7バーディ、2ボギーの「66」で初日をラウンドした。
その直後にR.カールソンも同スコアでホールアウト。彼は単独2位となるチャンスもあったが、最終ホールで1.5メートルのパットを決め切れず、ウェッジですの素晴らしいアプローチショットを生かせなかった。
4年間ヨーロピアンツアーでの勝利から遠ざかっている44歳のR.カールソンは、「ノルデアマスターズ」の最終日を「63」でラウンドするなど復調の兆しを見せており、この大会もノーボギーの幕開けとなった。
「好調だった。とても満足だよ」とR.カールソン。
「『ノルデアマスターズ』以降、自宅で修練に励んだんだ。だから好調が続いているのが良いね」。
「コーチと修正を行い、全てが良い感じにまとまってきた。今日はロングゲームが非常に良かったね」。
これまで2位に2度入ったことのあるM.カールソンはヨーロピアンツアー初優勝を目指しており、初日は6バーディ、1ボギーのラウンドとなった。
メジャー3勝のパドレイグ・ハリントンは初日を2アンダーの「69」でラウンドし、前回王者のポール・ケーシーもこれに並んだ。ケーシーは終盤の6ホールでスコアを2つ落とし、同組のグレーム・マクドウェルから1打ビハインドの位置につけている。
先週の「全米オープン」でベストアマチュアに輝いたイングランドの10代選手マシュー・フィッツパトリックは、プロとして臨む初めての大会の初日を1オーバーの「72」でラウンドした。
今大会で好成績を収めることにより「レース・トゥ・ドバイ」で首位に立ち、公式世界ゴルフランキングでもトップ5以内に返り咲くチャンスのある25歳のロリー・マキロイだが、初日は「74」で回るのが精一杯だった。
「それでもドライバーは素晴らしいし、狙ったところに行っているのだけれど、何度か自ら墓穴を掘ってしまい、ウェッジで幾つか緩慢なショットを打って1パット圏内に寄せられなかったんだ」とマキロイ。彼は水曜のプロアマをスコアに換算すると「62」でラウンドしている。
「スコアメイクするクラブ(のショット)が杜撰だったから、今日の午後は練習レンジでその辺を洗い直したいと思う。週末もここにいるためには明日はもっと良いプレーをしないとね」。
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