K.スタドラーが2位との差を3打に広げ快走
2014年 アルストム・オープン・ド・フランス
期間:07/03〜07/06 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)
独立記念日に花火を打ち上げたスタドラー
折り返し地点を迎えた「アルストム・オープン・ド・フランス」は、米国のケビン・スタドラーが終盤に躓きはしたものの、3打差で単独首位を守り、母国の独立記念日に花火を打ち上げる格好となった。
ル・ゴルフ・ナショナルでの初日をボギーなしの「64」でラウンドしたスタドラーは、2018年の「ライダーカップ」となる舞台にて32ホール目までノーボギーラウンドを続けた。
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しかし、初めてのボギーを5番ホールで叩いたものの、その後の2ホールをバーディ。世界ランク62位のスタドラーは最終ホールとなったパー5の9番でアプローチショットをシャンクし、このホールをダブルボギーとした。
結局、2日目を「68」でラウンドしたスタドラーは「ちょっと頑張り過ぎてしまったな」と認めた。「常にライが良かったわけではなかったから、ショットを完璧に打たなければならなかった。ちょっと突っ込み過ぎて深みにはまってしまった場面もあったね」。
「望むような1日の締めくくりとはならなかったけれど、全体的にはまた良い1日となったわけで、満足している。最終の9番ではしくじってしまったけれど、あれ以外ではショットもよかったし、パットも良く入ってくれたと思う」。
今年の2月に米PGAツアーで初優勝を飾ったスタドラーは、4月には「マスターズ」にて、1982年に同大会を制した父親のクレイグと共に親子同組でのラウンドを実現している。
オーガスタナショナルではフェニックス以来のトップ10入りとなる8位タイに入った34歳のスタドラーはこう付け加えた。「ここ数週間は腐っている感じだったけれど、また好調を取り戻し、ここ何日かはとても良いショットを打てているんだ」。
「週末もこの調子でプレーしたいし、パターも引き続き入ってくれれば、これからの数日間が楽しみになるね」。
スタドラーの背後には、18番ホールでグリーン脇のバンカーにはまり、この大会唯一のボギーを叩きながらも2日目を「67」でラウンドしたパリジャンのビクトル・リウがつけており、更にその2打後方には2012年の大会王者であるマルセル・シームが2日目を「72」でラウンドして続いている。
ここ6大会中5大会で予選落ちを喫している29歳のリウだが、厳しい練習と地元の声援がチャンスを与えたようである。
「僕はこの近くのサン=ノム=ラ=ブルテッシェの専属だけれど、ここはコースがあまりにも素晴らしいからいつも来てしまうんだ」とリウ。「パリにいる時はいつもここでプレーしてきたんだ。自分のゲームにはしっくり来ていなかったのだけど、月曜にはコーチが来てくれた。それから厳しい練習を積んで、断然良い感じになったね」。
前回王者のグレーム・マクドウェルは初日の「70」に続き、2日目は「69」でラウンドし、7人が並ぶ4位タイにつけており、いち早くスタドラーの素晴らしいパフォーマンスを認めている。
「(全米王者の)マーティン・カイマーには、彼のパインハーストでの出来と(スタドラーのパフォーマンスは)あまり変わらないと言ったんだ。まあ、あそこまでには達していないけれどね」とマクドウェル。彼は1年前に通算9アンダーでこの大会を制している。「(スタドラーは)素晴らしいゴルフを見せているね」。
「ここはケビンに合っているゴルフコースなのだろうし、この調子で行けば捕まえるのが難しくなるけれど、この2日間で通算3アンダーというのは悪い気はしない。明日、もっと良いスコアを出すことができれば、僕だって優勝争いに加われるはずさ」。
先月にメジャー3勝目を飾った同組のカイマーは、2日目を6バーディ、3ボギーの「68」でラウンドし、マクドウェルの1打後方の通算2アンダーにつけている。
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