マキロイが2位タイで猛追 3打差首位にO.ウィルソン
2014年 アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権
期間:10/02〜10/05
初優勝へ邁進するウィルソン
「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」は、待望の欧州ツアー初優勝を狙うオリバー・ウィルソンが3打差の首位で最終日を迎える展開となった。
イングランド出身で34歳のウィルソンは、欧州ツアーで2009年のこの大会を含め9回の2位を記録しているが、この日セントアンドリュースをノーボギーの「65」でラウンドし、日曜に初勝利を収めるべく先頭に立った。
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しかしながら、ロリー・マキロイら後続の選手から少なからぬプレッシャーを受けることになるだろう。
そよ風一つない絶好のコンディションの中、オールドコースを回った世界ランキング1位のマキロイは観客の期待を裏切ることなく、この日はアウトを「30」で回るなど「64」でラウンドし、トミー・フリートウッドとアレクサンダー・レビーに並び、首位から3打差の通算12アンダーまでスコアを伸ばした。
「この展開にはとても満足している」とウィルソン。「今日はいいプレーだった。多くのチャンスを決め損なったのはいらだたしいけれど、今日の出来には満足しているし、特に良いショットを連発した終盤のプレーは良かったね」
「ここ数年はドライバーの調子が良くなかっただけに、バックナインでのティショットにはとても満足している。良い一日だった」
「ロリーはどのホールでもすばらしいプレーをするだろうね。でも、リーダーボードの上位陣の名に惑わされることはないよ。僕は自分のすべきことをするだけだし、できるだけ良いスコアを目指し、集中して一打一打プレーする。退屈かもしれないけれど、それが真実だ。これまではそれを本当に良く果たせている」
「今日は行き過ぎることも何度かあったけれど、冷静さを取り戻し、ショットに集中できた」
「あと18ホールだ。長い18ホールだね。明日は僕にとって長い一日になるだろうけれど、そんなに大したことじゃない。この大会はとても好きだし、過去に好成績を収めたこともある。オールドコースが好きなんだ。コースすべてが良いけれど、特に18番のグリーンに歩いて上がってくるのはとてもクールだね」
「ナーバスにはなるだろう。僕には大きな一日だから。去年も良いスタートを切って、今回と同じような順位から最後は尻すぼみになってしまったんだ」
最終日へ向け、追撃の先頭に立つ位置につけたが、マキロイはさらにスコアを縮められなかったことに対するいらだちを露わにした。
マキロイはフェアウェイバンカーからの脱出に2打を要した16番でこの日唯一のボギーを叩き、自身のコースベストである「63」への望みを絶たれた。
「快調な出だしとなり、その調子を持続しようとした。後半に入ったところではそれができていたんだ」とマキロイ。
「でも君の言った通り、最後の4ホールは自分の望んだようにはいかなかった。ただ、セントアンドリュースでこういうスコアを出したときは喜ばないとね」
マキロイは、喜ぶべきもう一つの要因として、今週一緒にプレーしてきた自身の父親と最終ラウンドでもプレーできることを上げた。
18番でバーディを奪ったゲリー・マキロイは、息子とオールドコースをプレーしながら55歳の誕生日を過ごすことを確定させたのである。
「明日、父と僕が彼の誕生日にセントアンドリュースでプレーするのは、僕ら二人にとってとてつもない慶事になるね」とマキロイ。
フリートウッドは「62」と、さらに良いスコアを叩き出した。これはオールドコースのコースレコードに匹敵するが、残念ながら今朝のプレーが1時間遅延する原因となった昨晩から早朝にかけて降った雨により、3日目はプリファード・ライが適用されたため、コースレコードの栄光を分かち合うには至らなかった。
とはいえ、これはフリートウッドの欧州ツアーにおけるベストラウンドだ。南アフリカ出身で2010年の「全英オープン」王者であるルイ・ウーストハイゼンも同じスコアでラウンドし、通算10アンダーとした。
昨日首位のジャクリンは「69」で上位に踏みとどまり、レビーは「68」で3日目をラウンドした。
この日は3コースすべてで好スコアが続出する一日となり、オランダのロバート・ヤン・デルクセンはカーヌスティを「63」でラウンドし、クリス・ウッドはキングスバーンズを「66」で回って通算11アンダーまでスコアを伸ばした。
リーダーボードは混戦模様となったが、ウィルソンにとっては、2012年に失ったシード権の奪還という目標とともに発奮材料となるだろう。
かつて「ライダーカップ」に出場したウィルソンは、世界ランキングを792位まで下げており、チャレンジツアーでのプレーを余儀なくされてきたが、今週は初日にカーヌスティを「64」でラウンドして以来、好調を維持している。
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