地元南アフリカのヘニングが首位発進 クラークは出遅れ
2015年 ヨハネスブルグオープン
期間:02/26〜03/01 場所:ロイヤルヨハネスブルグ&ケンジントンGC東C
コースレコードタイのヘニングが単独首位
「ヨハネスブルグオープン」初日は、ロイヤルヨハネスブルグ&ケンジントンGCの西コースでセンセーショナルなパフォーマンスを披露した南アフリカのニック・ヘニングが、コースレコードに並ぶ「62」でラウンドして単独首位に躍り出る展開となった。
今大会を共催するサンシャインツアーで1999年から2005年に4勝を挙げている45歳のヘニングは、自身が1991年に「南アフリカアマチュア選手権」を制した地で、前半を5バーディ、1イーグルの「29」という驚くべきスコアでラウンドした。
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この時点では欧州ツアー初の「59」も十分に達成可能かと思われたが、後半は15番と16番でバーディを奪うにとどまり、ヘニングはデスボンデ・ボーツの持つコースレコードに並ぶ9アンダーで初日のラウンドを終えた。
「素晴らしかったね。『29』はここ何年か出していなかったから、9番では少しナーバスになってしまった」とヘニング。「前半最後のホールでは、バーディを奪うよう自分に言い聞かせ、結局その通りになったね」。
「ここ数カ月は良いプレーができているのだけど、スコアにつながらなかったんだ。ここ何年かはスコアが本当にひどかったので、まだ良いプレーができると証明できて良かったよ」
「最後に『62』で回ってから、もうずいぶんと経つね。これからも今日やったことを心掛けるよ、とにかく落ち着いてプレーするようにね。しっかりとフェアウェイをとらえるようにして、良い順位を維持したいね。勢いに乗り、一打一打しっかりと打てるかどうかということだね」
初日は好スコアが続出し、ベルギーのトーマス・ピータースと地元南アフリカ勢の2人、ティッチ・ムーアとティジャート・バンデルウォルトが1打差の2位につけた。
2015年シーズンは既に2度のトップ10入りを果たし、「レース・トゥ・ドバイ」では26位までランキングを上げている23歳のピータースは、5バーディを奪った前半を「31」でラウンドした。
その後、12番をバーディとしたピータースは、ロングホールの15番では6メートルのイーグルパットを沈めたため、残り3ホールを全てバーディとすれば「59」に手が届く展開となった。
しかしながら、ピータースは続く16番でボギーを叩き、17番ではバーディを奪ってデズボンド・ボーツのコースレコードを破るチャンスを手にするも、チップショットをしくじった最終ホールでボギーを喫し、8アンダーの「63」でこの日のラウンドを終えた。
同様に「63」で初日をラウンドしたムーアは、6つのバーディを奪い、ショートホールの5番ではホールインワンを達成した。同じく「63」のヴァン・デル・ウォルトは10バーディ、2ボギーの初日となった。
「良い一日で、良いスタートになりましたね」とピータース。彼は昨年の「スペインオープン」ではプレーオフの末、ミゲル・アンヘル・ヒメネスに敗れている。
「このコースでは良いスコアを出さないといけないので、それができて嬉しいですし、明日も同じようにうまくいくと良いですね」
「東コースで好スコアを出すのは十分可能ですから。僕にとってパー5のホールはどれも2オンが狙えるので、その辺の利をうまく活かしたいですね」
「今季はアブダビで勝つチャンスがありました。レパードクリークでもトップ10入りはしましたが、あそこでは優勝争いには絡んでいなかったですね。中東では良いプレーができましたが、一度だけ悪いラウンドがありました。4つソリッドなラウンドをまとめることができれば、もしかしたら優勝もついてくるかもしれないですね」
210人の出場選手は、始めの2日間は東西両コースをそれぞれプレーし、週末の決勝ラウンドはより難度の高い東コースをプレーすることになる。初日は順当に西コースをラウンドした選手たちがリーダーボードの上位を占める結果となった。
東コースでこの日のベストスコアを出したのは、イングランドのサム・ハッツビーと南アフリカのワリー・クッツェーの2人で、彼らは6アンダーの「66」で初日をラウンドし、8位タイにつけている。
「このコースではまずまずの出来で、良い位置につけることができました」とチャレンジツアー上がりのハッツビー。
「ここ6大会は全て予選落ちと、今年は散々の出来だったのですが、今は予選突破を確信していますし、このままプッシュしていきたいですね」
「ライダーカップ」の新キャプテン、ダレン・クラークは上がり2ホールをバーディとし、この日は東コースをイーブンパーの「72」でラウンドした。