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2015年 BMW PGA選手権
期間:05/21〜05/24 場所:ウェントワースC(イングランド)

ウェントワースでの決戦に「看板役者」が集結

南アフリカ、中東、中国、インド、米国、モーリシャス、そして欧州大陸と移動して来たヨーロピアンツアーが今週の第61回「BWM PGA選手権」でウェントワースクラブへの帰還を果たす。

木々の茂る南イングランドの地で、アスリートたちがスタートの号砲を今か今かと待ち受けるなか、この大会では常に予想にもある種のナーバスさが明確につきまとうのである。ゴルフ界を代表する多くのビッグネームが、総額500万ユーロの2015年「BMW PGA選手権」の王座を懸けて戦う今年も例外ではない。

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ディフェンディングチャンピオンであり世界的な“看板役者”であるロリー・マキロイから、チャレンジツアーとヨーロピアンツアーでプロとしてのキャリアを開花させた米国の新星ブルックス・ケプカに至るまで、フィールドは品格と品質に溢れている。

ウェストコースは、合計でメジャー18勝を数える9人のメジャー王者を迎えることになる。また、前述のマキロイに加え、トーマス・ビヨーンジャスティン・ローズマルティン・カイマービクトル・デュビッソンジェイミー・ドナルドソングレーム・マクドウェルリー・ウェストウッド、そしてスティーブン・ギャラハーも大会に参加するとあって、あのグレンイーグルスで行われた「ライダーカップ」の華々しい記憶も甦ることだろう。

マキロイ、ローズ、そしてマクドウェルの3人は、2010年から2014年の間にそれぞれ「全米オープン」を制している。「全英オープン」となると、ポール・ローリーパドレイグ・ハリントン、そしてダレン・クラークらが、現王者のマキロイに先駆けてクラレットジャグを掲げている。更にアーニー・エルスはメジャー4勝、そしてY.E.ヤンもメジャー1勝を果たしている。

「ライダーカップ」の記憶が甦るとはいえ、欧州勢は結束した僚友としてあいまみえるわけではない。今回、彼らは誓い合った好敵手として、皆がツアーのフラッグシップ大会でのトロフィー獲得の野望を心に漲らせているのである。そう、1年前、54ホール終了時点での7打差のビハインドから大逆転で「BMW PGA選手権」を制したロリー・マキロイの壮観な流儀を踏襲すべく。

2013年の「全米オープン」王者であるローズは、先月の「マスターズ」は惜しくも戴冠を逃したものの、その2週間後には米PGAツアーで優勝を果たしており、好調の波に乗ったまま、過去に優勝まであとわずかのところまで迫ったこの大会に臨んでくるだろう。

2011年と2012年に大会連覇を果たしたルーク・ドナルドは「BMW PGA選手権」3勝目を狙っており、長年の出場でウェントワースに精通するエルスとウェストウッドは大会初優勝を目指している。

2人の「ライダーカップ」キャプテンも出場者リストに名を連ねている。グレンイーグルスで戦略家として見事な手腕を発揮してチームを率いたポール・マギンリーと、20カ月後にヘーゼルティン・ナショナルで采配を振るう2011年の「全英オープン」王者のクラークである。

ウェストコースの優勝経験者も大勢出場する。マキロイとドナルドに加え、マッテオ・マナッセロサイモン・カーンミゲル・アンヘル・ヒメネスデービッド・ハウエルアンダース・ハンセン、スコット・ドラモンド、そしてイグナシオ・ガリードといったエリートクラブに属する面々も再び栄冠を目指すことになる。

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