マキロイのホスト大会にファウラーら強豪が集結!
2015年 アイルランドオープンbyロリーファウンデーション
期間:05/28〜05/31 場所:ロイヤルカウンティーダウンGC(北アイルランド)
マキロイ ロイヤル凱旋へ気力充実
世界ランキング1位のロリー・マキロイは、スター選手が顔をそろえる今週の「アイルランドオープン」を前に、胸の高鳴りを抑え切れないと認めた。地元北アイルランドで開催される大会で、数日前のうっ憤を晴らすことを切望している。
世界で最も優れたコースの一つとして知られるロイヤルカウンティーダウンに、ゴルフ界のビッグネームが集う。自身のチャリティ財団がホストを務めるとあって、マキロイはこれまで以上にこの大会を大切に感じている。
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マキロイの存在は、米国のリッキー・ファウラー、ドイツのマルティン・カイマー、スペインのセルヒオ・ガルシア、南アフリカのアーニー・エルスといったオールスターキャストの実現に大きな役割を果たした。この豪華な顔ぶれにより、金曜、土曜、日曜のチケットは既に完売している。
26歳のマキロイは、今大会は自分にとってメジャーと並ぶ重要な大会としてリストアップされていると述べ、自身のプレーにより地元のギャラリーを沸かせたいと熱望している。
「この大会にはワクワクしているよ」と語るマキロイは、2007年の「ウォーカーカップ」の際、このコースでプレーしている。「もちろん、アイルランドオープンは僕にとってすごく大切な大会なんだ」
「今回は自分の財団がホストを務めるという形で大会に関わっているし、タイトルスポンサーは『ドバイデューティーフリー』。すばらしい選手たちがロイヤルカウンティーダウンへやってくるので、素敵な1週間になるだろう。とにかく地元のファンの前で良いパフォーマンスを見せられたらと願っているよ。まあ、それなりの理由があるわけだけれど、今年マスターズ以外でこれほど胸の高鳴りを覚えるゴルフトーナメントもないよね」
「ロイヤルカウンティーダウンは世界のトップ5にランクインされるゴルフコースだし、ザ・プレーヤーズ選手権を制したリッキー・ファウラー、そこでプレーオフに残ったセルヒオ・ガルシア。それにアーニー・エルス、マルティン・カイマー、ルーク・ドナルド、リー・ウェストウッド、グレーム・マクドウェル、パドレイグ・ハリントン、ダレン・クラーク、シェーン・ローリーや僕に加え、多くのすばらしい選手が集うのだから、最高の大会になるよ」
「これまで、アイルランドオープンではそこまで良いプレーができていない。ここ数年はそれについて納得していなかった。多分、地元ということでがんばろうとして、力みすぎていたことに原因があると思うんだ。今年はとにかく楽しむように努めて、地元でプレーする機会を存分に堪能しようと思っている。優勝できたら最高だし、もちろんコース上ではベストを尽くすよ」
自身のチャリティ財団がホストを務めるため、マキロイはコース外でも準備に多忙な日々を送ってきた。ただ、そのためにプレーが阻害されることはないと確信しており、木曜日の1番ティに立った瞬間から、トロフィーコレクションにアイルランドオープンのタイトルを加えることに集中するだろう。
「コースの内外ですることのバランスが見つけられたような気がするし、ずっと連戦だったけれど、すばらしい大会を実現するためだったら、夜の行事にも参加して、できる限りのことはしたいと思っているんだ」とマキロイ。「この大会では色々と責務があるけれど、それが良いゴルフをする上での支障とはならないと思うんだ」
「自分の財団と一緒に大会をホストするのは、地元へ帰る動機となったんだ。自分のためではなく、何か力になりたかった。もし僕のパフォーマンスや、アイルランドオープンとの関わり合いが誰かの助けになるのであれば、すばらしいことだと思うし、それこそがこの役目を引き受けた理由なんだ」
「助けを必要としている多くの子どもたちのために多くの資金を集めることができてうれしい。この1週間はすばらしい大会になるだろうね」
フィールドには、マキロイ、ドナルド、エルス、カイマー、ウェストウッドといった新旧の世界ランクナンバー1経験者が顔をそろえる。そのマキロイ、エルス、カイマーに加え、クラーク、ハリントン、マクドウェル、ポール・ローリー、ホセ・マリア・オラサバルと、8人のメジャー王者も集結する。
実力者がそろった結果、今年は大会史上、最も多くポイントが分配されることになった。4つのグランドスラムタイトルを見ても、このうち3つが今回の出場者の手にあるのだ(カイマーの「全米オープン」とマキロイの「全英オープン」「全米プロゴルフ選手権」)。
延べ8万人以上のギャラリーの来場が見込まれており、金曜から日曜にかけてのチケットは完売し、木曜の残りの前売りチケットも売り切れる見通しとなっている。